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【高1】フードロスの現状と廃棄食品の活用
11月28日、高1がバイオディーゼル岡山の工場長の方から「中国地方のフードロスの現状と廃棄食品の活用について」と題してご講演いただきました。
いわゆる食べ残しや賞味期限切れは「食品廃棄物」となり、食べられるのに捨てられてしまう「フードロス」と呼ぶことを確認した後、その活用方法について学びました。
とれすぎて捨てられる野菜や、夏休みに余ってしまう牛乳など、フードロスを新たな視点で知ると共に、その量に驚きました。
これから解決していく必要のある社会問題について考えることができました。
*生徒の感想を紹介します*
日本での年間食品ロス量や、毎日1人1つおにぎりを捨てているなどの情報は知っていたものの、それらはどれも抽象的で、実際にその量を見ていないため、今までは「大変だ」「もったいない」など軽い感想しかなかった。
しかし今日の講演で、話を伺うと同時に、まだ捨てなくてもよい食品の山の写真を見て、現代の社会はそんなうわべだけの軽い考えで済ませられない程に深刻な状況に置かれていることを感じた。
講義前は食品ロスに関する話と聞いて、「野菜はこんなところまで食べられる」「なるべく食品を残さないように」のような話だと思っていましたが、それとは異なり少し驚きました。とても興味深かったです。廃棄される食品を発電に使うとは思いませんでした。
私たちが食品ロスに気をつけてもそれはわずかなもので、あまり意味はないかもしれません。それでも多くの人が気をつけると意味のあるものになるかもしれません。だからこそ食材の使える部分はしっかり使って、食品をなるべく残さないよう気をつけたいと思います。
食品とプラスチックを分ける方法が興味深かったです。洗濯機と同じ要領でも規模も違えば分けるものも異なるため新鮮さを感じました。もし環境やフードロス関連の仕事や研究をするならば、機械の方に目を向けてどんな使い方があるか模索したいと考えました。
岡山県は食品リサイクル率が中四国8位で、リサイクルされていないことがわかりました。よりリサイクル率を高めるために自分ができることを考えていきたいです。このリサイクルでどのくらいのエネルギーを作ることができるのか、メタンガスに分解しているときに二酸化炭素など環境に害のある物質は出ていないのか、なども気になりました。