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【高校】フィリピン研修
3月21日から30日に、高校生命科学コース希望者がフィリピン研修に行ってきました。
専門的なフィールド実習を通して、熱帯雨林の生態系やフィリピンの環境問題への取り組みを学ぶことを目的に、現地の学生とも交流しながら学ぶことができました。
現地の高校3校(Philippine Science High School, Laguna Science Integrated High School, University of the Philippines Rural High School)と交流し、そのうち2校とは最終日まで共に研修を行いました。
フィリピン大学の先生から熱帯雨林の特徴や生態系について講義を聞き、大学内の植物園を散策しました。
またフィリピン伝統の踊りや歌を教わったほか、清心生はダンスを披露したり、お菓子やマンガについて話したり、名前の漢字を書いてプレゼントするなど文化交流も楽しみました。
植物園ではフィリピン固有種の植物や鳥について説明を聞き、現地の学生と共に観察をしました。
絶滅危惧種も多く、熱帯地域特有の自然を満喫しました。
タール火山(Volcano Island Bulkang Taal)では、火山島を望遠鏡で観察しました。
Hundred islandの島々をボートで移動しながら、シュノーケリングやバナナボートを楽しむことができました。
マングローブ林を歩き、種の見分け方や発芽の仕方を学びました。
竹の加工工場では挿木による竹の植林や竹製品の加工工程、ゴミ処理場ではプラスチックゴミを粉砕したものをレンガに混ぜ込む制作工程を見学しました。
生ゴミをハエの幼虫が分解し有機肥料になる行程や、その幼虫がさなぎになったら乾燥させニワトリのエサにするなど、ゴミの循環システムを知りました。
これらの活動から環境問題について知見を広げることができたようです。
最後に今までの研修内容について、現地の学生も混ざったグループでディスカッションしました。
わからないことは大学生に聞くなど、英語でのコミュニケーションに努めました。
研修での学びを模造しにまとめ、発表し、プログラムの修了証をいただきました。
現地の学生との距離も近く、仲良く共に活動したことで、今回の目的である環境への理解だけでなく、英語での学びにも意欲がわいたことと思います。
今回の研修では現地で交流した学生・教員のみなさんはもちろん、たくさんの方々にご協力いただきました。
研修に関わってくださったすべての方々にこの場を借りて感謝申し上げます。