校長ブログ Blog

　今回の霊的講話は、マルコによる福音書から、病を癒された女性と死からよみがえった少女の話を紹介しました。聖書の中には、いわゆる奇蹟と呼ばれる記事が多く記されています。
　聖書には私たちの心を打つような慰めや励ましに満ちた言葉があり、また、互いに愛し合うことや赦し合うことの大切さを教える教えもあります。しかし、同時に、同じ聖書が、イエス様やその弟子たちが病人を癒やし、死んだ者をよみがえらせたと平然と語っています。それどころか、そのイエス様御自身が乙女であったマリア様から生まれたことや、十字架の上で亡くなられたイエス様が三日後に復活されたことも聖書には記されています。聖書に記されているこのような不思議な出来事をどのように考えたらよいのでしょうか。
　聖書は、一方では人生の真理を表す深い言葉を、そして私たちへの慰めや励ましに満ちた言葉を語るとともに、もう一方では奇想天外な作り話を平気で語っているのでしょうか？　皆さんはどのように考えられるでしょうか？