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8月7日、高１希望者対象に高梁市宇治地域でフィールドワークを行いました。
事前学習として7月27日に、農林水産省中国四国農政局の方に「過疎化が進む中山間地域の現状と課題、農村・農業の多面的機能」について講義(出前授業)を行っていただきました。
授業の様子は中国四国農政局のホームページでも紹介されています。

フィールドワークでは、生産から販売までを行う６次産業化した「カフェ麦」や、耕作放棄地、元造り酒屋である南仲田邸などを訪問しました。
カフェ麦は、宇治雑穀研究会が耕作放棄地を活用したもち麦生産を行い、それを使った料理などを提供しています。
研究会の方々が地元の野菜もふんだんに使った高校生向けメニューを振る舞ってくださり、美味しくいただきました。

宇治地域を一望できる高台では、現在の農村風景を視察しました。
広がる耕作放棄地や、太陽光発電パネルなどによって、農村の原風景が損なわれている現状を目の当たりにしました。

南仲田邸では築百年を超える建物の中で、宇治地域の歴史や歴史的建造物の活用、過疎の現実、耕作放棄地問題、移住者受入など幅広い内容のお話を伺いました。
最後に南仲田邸の黒板にメッセージを書いて、宇治地域を後にしました。

事前学習からフィールドワークまで、多くの方々のご支援を受け、充実した学びとなりました。
発展探究に向けて、今後生徒たちが今回の学びを深めていってくれると嬉しいです。