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今年度も清心で学んだ生徒たちが、二子の丘を巣立っていきました。
卒業式に先立ち、卒業感謝ミサや同窓会入会式、送別会などが行われました。
卒業感謝ミサにていただいた神父さまから祝福、そして同窓会入会式で伺ったOGの方からの歓迎の言葉は、これからそれぞれの道を歩み出す卒業生の背中を押してくれたことと思います。
送別会は今年度もオンラインとなりましたが、後輩や先生方との思い出を分かち合いました。

今年度の卒業証書授与式には、久しぶりに在校生が出席し、先輩方の門出を共に祝うことができました。

卒業生は入退場時や登壇時にはマスクを外すことが許され、誇らしげな笑みを見せてくれました。

今年度の卒業生のみなさんは、コロナ禍中に入学し、休校やリモート授業から高校生活がスタートしました。
それでも苦難にめげずに、協力しあい、一つ一つの機会を大切にやりきり、全力で楽しみました。
そして進路実現に向けて真面目に、ひたむきに臨んできました。
貴重な高校生活は従来のものではなく、制約と気遣いばかりだったかもしれません。
それでも将来、清心での高校生活を振り返り、大切なものを学んだと感じてもらえると嬉しいです。

校長先生は式辞の中で、いくつかの言葉を卒業生に贈られました。

「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」(詩篇119：71)

「わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに羊を送り込むようなものだ。だから、蛇のように賢く、鳩のように素直になりなさい。」(マタイによる福音書　10.16)

「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともにおられるのだから。」(ヨシュア記　1：9)

苦しみを経験したみなさんだからこそ、見えてくる人生の真理があると思います。
過去への意味づけは今の自分の意思によって変えられるのです。
また、賢く冷静に慎重に物事を考え、自分と自分の大切な人たちを守れるようになってほしいと願っています。
保護者のみなさま、お嬢様のご卒業おめでとうございます。
本日、共に卒業生の門出をお祝いできたことを幸せに思います。
そして卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
新たな一歩を踏み出すみなさんが、神を信じて勇気と自信を持って踏み出していってくださることを、教職員・在校生一同清心からお祈りしています。