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高校3年生「女性」履修者アート作品
先日、本校の学校設定科目である発展科目「女性」にて高校3年生の生徒達による作品発表が行われました。本校の姉妹校であるノートルダム・サンノゼ・ハイスクールでも「女性」の生き方に関するアート作品を作るプロジェクト(Women’s Place Project)が行われています。今回清心での取り組みにあたり、授業前半ではフェミニズムアートと呼ばれたJudy Chicago氏の作品”Dinner Party”について学びを深め、何故アート作品を作るのか、Judy Chicagoがフェミニズムアートを始めた目的などをブレインストーミングしました。後半では高3生徒が作ったアートを挟んで高2生からの質疑応答。写真は熱心に質問する高2生の様子です。
生徒の考え(抜粋)
何故アート作品プロジェクトに取り組むのか
・女性の生涯についてアート作品を作ることに意味があるし、私達がJudy Chicago氏の意を受け継ぐという意味もあると思う。
・女性の偉人達をアートで表現することで、作品を作った本人だけでなく他者も女性の歴史に触れることが出来るので。
・女性に焦点を当てた歴史が無いため。
・今までの歴史の偉人の中で女性が取り上げられたこと自体が少なく、自分達で女性を選び、焦点を当てることで女性の歴史を紡ぐため。
・単に偉人について調べて文章を読み上げるだけでなく、その人をイメージしたアート作品を作ることで、よりその偉人の内面を深く想像し、理解することが出来るから。
何故Judy Chicago氏はDinner Partyを作ったのか
・長い間、女性の仕事とされてきたクラフトなどをアートとし、世界の偉人である女性達を表現することで、女性の仕事とされてきたクラフトをアートとして世界にアピールしたかったから。
・アートという分野でも女性差別があったということを逆に利用して、アートを通して女性の偉人の歴史などを伝えたいと思ったから。
・当時女性が入ることの出来なかったアートの世界に、女性達を招待して、その人を表現することで、女性の存在価値とか、世界の女性にも自由になれるきっかけを作りたかったから。
・男も女も自由であり、平等であることを示すため(男だからこう女だからそうする、などではなく、自分らしく、挑戦してもらいたいことに挑戦してもらいたいと考えたので)
取り組んだ女性達
●紫式部 Murasaki Shikibu:Author
●緒方貞子
●平塚雷鳥
●ベアテ=シロタ
●インディラ=ガンディー Indira Gandhi:Political leader
●アウン=サン=スーチー Aung San Suu Kyi:Activist
●マララ=ユスフザイ Malala Yousafzai:Activist