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2025/11/19

総長様来校

11月19日、ナミュール・ノートルダム修道女会の総長様をはじめ、シスター方がローマから来校されました。

はじめに、高校生徒会長が英語で歓迎の挨拶をしました。
昨年度の創立記念行事に来校された際、教育の大切さや世界との繋がりを伝えていただいたことを受け、「学べる環境への感謝を忘れず、今後共学化が進むなかでもその変化をよいものとして受け入れ、今までの伝統をふまえた教育の機会がジェンダーに関係なく広まっていくようになれば嬉しく思う」と話しました。

総長様は修道院の使節団として世界中を巡るなかで感じることや、来日して生徒の様子を見て伝えたい思いを話してくださいました。
次の言葉は生徒に伝えられた言葉の一部です。
「100年にわたるシスターの祈りや働きを、今を生きるみなさん(子どもたち)から大きな夢の証として感じている。学びを大切にして、社会や世界で奉仕を行い、希望を広めていってほしい。」
「一人ひとりが神から与えられた贈り物(=個性や自分らしさ)に誇りを持ち、国際的で文化も超えて繋げていける人になってほしい。」
「世界中のシスターがみなさんのことを思い祈っている。その繋がりを忘れないでほしい。一人ひとりに神の恵みがありますように。」

また、他のシスター方からもお話を伺うことができました。
「勉強に励む生徒の姿や、先生方の熱心さに感動した。共学になってもこの学校の持つ価値観や心持を大切に伝えていってほしい」
「一人ひとりが神から多くの贈り物を得た尊ばれる存在である。互いに喜び合い、敬意を持つ姿勢をこれからも大切にしてほしい」
生徒は英語で伝えられるメッセージにもしっかり耳を傾け、丁寧に贈っていただく言葉を受け止めていました。

生徒からの質問にも快く答えてくださいました。
特にシスターになりたいと思ったきっかけを尋ねた生徒は、本質を問うよい質問だと、微笑みと共に褒めていただきました。
総長様は自分にはもっとやるべきことがあるのではないか、と感じ、自分の意思でシスターとしての道を歩み始められたそうです。
家庭を持ち、家族のために働いて、決断をするのとは異なる人生に踏み出すため、勇気も必要だったと話してくださいました。
神様やイエス様が望むものや世界が必要とするものを考えて実行していく深い愛情を持って生きる姿勢は、生徒の目にも凛として見えたことと思います。
「雑音の多い社会だが、自分の心に耳をすませて、自分のこれからの在り方について自分で決めてほしい。」
「決めるときのポイントは“喜び”である。自分にとっての喜びがあるところを見つけてほしい。」
このメッセージを胸に、学びを深め、自らの歩む道を模索し、強く踏み出す勇気を持った人として成長してくれることを願っています。