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2024/11/01

創立記念行事

11月1日は本校の創立記念日です。
「清心学園における“過去・現在・未来”のつながりを大切にする」をテーマに、学園の歴史を振り返りました。
今まで学園を支えてこられたすべての方々への感謝の気持ちを持ち、現在の学校生活や将来の自分へ思いを馳せました。
特に今年度はナミュール・ノートルダム修道女会日本宣教100周年のお祝いの年でもあるため、海外からシスター方が来校される特別な企画を実施しました。
当日の様子は倉敷ケーブルテレビ山陽新聞でも紹介されております。
(日本宣教100周年記念活動についてはこちらにまとめております。)

本日は海外からシスターが3名来校され、修道院としての繋がりや世界における教育の在り方などを通して生徒へメッセージを贈ってくださいました。
次の言葉は生徒に伝えられた言葉の一部です。
「学校に通えない子どももいる現在、教育を受けられる今に感謝しながら精一杯学んでほしい」
「世界中で生徒たちのために愛を持って祈り、大切に思う人がいることを忘れないでほしい」
生徒の中には、「自分にできることは小さくても、平和を祈ることで世界にいる誰かの支えになるかもしれない」と感想を書いてくれた人もいました。
清心学園の歴史を感じると共に、現在の世界との繋がりも感じることができたようです。

その後、100年前にナミュール・ノートルダム修道女会のシスターが来日するまでの航海をまとめた日誌を、生徒の朗読で伝えられました。
柔らかい言葉の言い回しに加え、スライドやBGMでより当時の航海の様子をイメージしやすかったことと思います。
船上で行ったミサの様子、航海途中に立ち寄った街で出会う同じ修道女会のシスターとのやり取りや出会いの嬉しさ、船上で起こる小さくとも特別な出来事、台風や暑さに襲われる苦難…
それに加え来日した際に抱いた「知らない土地での宣教に対する期待と不安」も感じられました。
100年の時を超えて伝えられる歴史に生徒も真剣な面持ちで耳を傾けていました。
朗読の後には今後作成される記念碑に記載するサインをシスター(総長)に書いていただきました。

全体の式典後、手形アートを作成しました。
限られた時間の中でも、生徒たちは協力して、絵具で手をカラフルに染めながら楽しく手形アートを作成していきました。
あいにくの天気だったため、屋外で校舎の壁に吊り下げることはできませんでしたが、記念館で完成させてお披露目しました。
全校生徒で完成させた大作にシスター方も感心していらっしゃいました。

この絵には清心らしさを表現したひまわりと聖堂、創立者聖ジュリー、マリア様の象徴であるユリの花が描かれています。
来日されたシスターの母国であるアメリカと私たちが暮らす日本、そして争いがなくなるよう祈ってロシアとウクライナの国旗もそれぞれ描かれました。
そしてシスターの背後にある虹で平和を願い、“Pray for the Peace ~100年間で築き上げてきた想いを輝く未来へ繋げる~”を表現しました。
今回の作品を通して生徒たちの思いが世界に届き、これからの未来に平和が広がりますようお祈りしています。