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2024/12/16

【中1探究】MONO-COTO PROGRAM

CURIO SCHOOL様がデザイン思考をベースとして展開されている教育プログラム「MONO-COTO PROGRAM」に中1が探究活動として取り組みました。
生徒たちは「学校生活をより豊かにするデザイン」を考えるプロジェクトに参加しました。
このプロジェクトでは、学校生活における課題や理想を出発点として、インタビューやリサーチを通してアイデアを考案しました。

まずは、デザイン思考の概要を学び、インタビューから課題を見つけていきました。
生徒の感じている困りごとを分析し、普段はあまり意識していなかった本質的な原因を多面的に掘り下げました。(初回の様子はCURIO SCHOOL様のホームページでも紹介されています。)

課題の深掘りによって生まれたアイデアに対して、プロトタイプ(試作モデル)を作成し、実際に使ってみたり、問題点を改良したりしていきました。
現状を具体的に把握するために、数値を調べに行く班もありました。

生徒らしい観点やアイデアを一部ご紹介します。

〈生徒のアイデア例〉
・課題:移動時間が足りない
 アイデア:準備を素早くできるように、片付けやすい横長のロッカーを作る
・課題:カバンが置いてあって教室内の移動がしにくい
 アイデア①:カバンをロッカーに入れたうえで、教材などを片付けて移動できるキャリーバッグ式の椅子を作る
 アイデア②:椅子の下に引き出しを取り付ける

実際にプロトタイプを作ってみると、アイデアにおける不足や想像通りいかない点が見えてきて、再びアイデアを出し合って改良に臨む必要が出てきました。
その過程も含めて、生徒は自分たちのアイデアが形になっていくのを楽しむことができました。

プログラム最終日には、CURIO SCHOOLの方と、新庄村で木工房を営み地域おこし活動にも参加されている方をお招きし、チームごとに発表会を行いました。
生徒らしい着眼点やアイデアはどれも新鮮で、納得させられる点も多くありました。
プロトタイプを通した検討や改良の大切さを伝えていただくと同時に、これからは自分たちの困り事だけでなく社会や別の世代の課題にも共感し、何を問題としているのか考えていってほしいとメッセージをいただきました。
今回の経験を通して学んだ探究の流れや心持ちを今後にも活かしてもらえればと思います。