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聖ジュリーの日
6月7日(金)、聖ジュリーの日の活動が実施されました。
創立者聖ジュリーの意志を受け継ぎ、彼女の生き方から学びを深める一日です。
学年ごとの活動をご紹介します。
【中1・高1】
聖ジュリーの生涯を描いた紙芝居を合同で作成しました。
中1は初めて会った高1との活動に緊張している様子もありましたが、活動を通して少しずつ仲も良くなり、役割分担をして活動に取り組むことができました。
班ごとに場面を決めて、紙芝居の絵とナレーション原稿を作っていきます。高校生のリーダーシップが問われ、限られた時間の中で完成を目指します。
発表の役割分担や練習を経て、出来上がった紙芝居を各教室で発表し、聖ジュリーの誕生から帰天までを描くことができました。
生徒が毎月100円の支援をしているチャイルド・ファンド・ジャパンの活動について講話を伺い、チャイルドの教育支援だけでなく、地域の支援にも役立てられていると知ることができました。
講話後、講師の先生から手話を習いました。
中1は高1のサポートも受けながら取り組み、挨拶や五十音だけでなく名前を表す手話なども教わりました。
【中2】
施設を訪問し、説明を受けた後、奉仕活動と交流会を行いました。
奉仕活動では各グループで室内清掃や草抜きなどを行い、思いやりを持って活動に取り組むことができました。
交流会は実行委員が主導で練習してきた歌やダンスを披露したり、クイズを行いました。
学年で集めたタオルなどをお渡しし、今後施設内で活用していただく予定です。
利用者の方々の笑顔を見て、自分たちが誰かのためを思い、考え、行動してきたことが、相手に喜んでもらえたことを実感できたと思います。
今回の経験で感じた喜びを今後に活かしてくれると嬉しく思います。
【中3】
車いす体験や高齢者疑似体験などを通して、差別のない平等な社会について考えました。
友人に車いすを押してもらいながら、怖くてしがみついている様子も見受けられました。
通い慣れた学校でも車いすを使ったり、高齢者体験を通してみると不便に感じるところもあり、誰もが過ごしやすい環境について考えることができました。
午後は3つのグループに分かれて活動しました。
聞くことによって内容を理解できるようサポートする「朗読」では、実際に使われている機材で丁寧に録音しました。
聴覚に障がいのある方のコミュニケーションを助ける「要約筆記」は、即座に書き記す難しさを痛感したようです。
読むときの音すべてを点字で表現する「点字体験」では、真剣に実際に点を打っていきました。
【高2】
クラスごとに異なる施設を訪問し、奉仕活動とレクリエーションを行いました。
各グループで室内清掃や草抜きなどの奉仕活動を行った後、生徒が考えたレクリエーションを通して利用者の方々と交流しました。
ゲームや歌を楽しんだり、大きなアートを共同で創り上げたり、パーティーに向けた準備に共に励んだり…そのような時間を通して差別のない社会について考えることができたようです。
【高3】
映画『マイスモールランド』を鑑賞したり、支援団体の講演やワークショップを通して難民問題や外国人労働者について考えました。
難民問題が遠い海外のものではなく、身近なものであることを実感し、思いやりを持った行動について考えを交換することができました。
朝の全体放送で、校長先生が次のような聖書の言葉を伝えられました。
「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。
あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。」(ヨハネによる福音書 15章16節)
今回の活動を通して私たち一人ひとりが与えられた使命や任務を考え、それぞれの学びをこれからの生活において実践してくれることを願っています。