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2023/10/15

【高2生命科学コース】屋久島研修

高2生命科学コースの生徒は、屋久島研修を行いました。
SSHブログでも紹介されているため、そちらもご覧ください。
※北海道・沖縄研修についてはこちらをご確認ください。

まず、桜島にて島の成り立ちや植生について学ぶと共に、京都大学防災研究所で地震観測について講義を受けました。
桜島ビジターセンターでは、溶岩の特徴について説明を受け、溶岩地帯にて植生調査を実施しました。

屋久島に渡ると、花崗岩と堆積岩の境界を確認し、ウミガメを双眼鏡で探しました。
産卵地の散策をしながら、ウミガメの卵の殻などを見つけました。
その後、ヤマザルとヤクシカの観察や、屋久杉の特徴や伐採の歴史を学び、野外の植林地で樹木の樹高などを計測しました。

植生の垂直分布を調べるため、標高の異なる地点で調査を行いました。
ヤクスギランドでは、屋久杉以外にも伐採後の土埋木や着生植物、コケやシダ植物なども観察しました。
紀元杉を間近に見ると、その大きさに驚くと同時に、多くの着生植物を育っており、森の多様性に圧倒されました。

安房川のリバーカヤックをしながら、川沿いの地層を観察しました。
この地域特有のオレンジ色の火山灰を確認できました。
その後、滝を巡ったり、浜辺で離水サンゴ礁を観察し、サンゴの化石の中に縄文時代の貝を見つけて驚いた様子でした。

屋久島を後にし、いおワールドかごしま水族館でバックヤードの見学をしました。
黒潮大水槽を見て、ジンベエザメを運ぶコンテナやその手段、雌雄の見分け方などを伺いました。
自然に触れつつ、調査やデータ分析を行うなど、実践的に学ぶ機会に恵まれた研修となりました。