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大学の先生による体験型講座「SSゼミナール」が実施されました。
１学期中には、「物質の変化を色、光、香りの変化で楽しもう」という講義・実験が行われました。
医薬品の確認試験法において同じ白い粉であっても色の変化で確かめられることを知ったほか、物質の変化を香りの変化で確認したり、化学発光(ケミカルライト)をさせるなど盛り沢山の内容でした。
授業後に先生に質問に行く自主的な生徒もおり、積極的に学ぶ姿勢が見られました。

そして7月26日には、中学生14名と高校生10名が地学巡検に出かけました。
事前学習として前日に福井県立恐竜博物館の先生から、岩石や化石の基本的な知識や恐竜博物館について、また倉敷芸術科学大学の先生からげっ歯類の化石研究について講義を受け、研修で学びたい意欲を高めたうえで出かけることができました。

新見市の井倉洞では、グループごとに説明を聞きながら鍾乳洞内を歩きました。
とても涼しく気持ちの良い鍾乳洞は狭いため、ヘルメットを被った頭を時折コツコツとぶつける音が聞こえたことが印象的です。

石灰岩地帯を流れる河川のカルシウム濃度が高くなるという河川の水質に関する説明を受けたり、
べんがら館で坑道から採掘してきた石から染料を作っていた工程を学びました。
フズリナという化石がたくさん含まれる石灰岩をハンマーで採取することもできました。
最後に成羽美術館で植物化石などの展示を見て、世界的にも珍しい地形について知識を深めました。
実際に身体を動かし、見て、触れることで、学び豊かな研修となりました。