校長ブログ Blog
入学式(置かれたところで咲く花に)
4月8日(金)、清心中学校および清心女子高等学校は2022年度入学式を執り行い、それぞれの新しい一年生を迎えました。【トピックスの写真も御覧ください】
式では、校長の入学許可および式辞の後、新入生宣誓、新入生あいさつ、および在校生歓迎のことば が行われました。新入生および在校生のことばは、いずれも心のこもった立派なものでした。
新入生の皆さんを見て、私は「置かれたところで咲きなさい」という詩を思い出しました。ノートルダム清心学園の前理事長 渡辺和子先生の著書の題名として有名ですが、この詩は渡辺先生が若い頃、ある神父様から手渡された紙に書き記されていたものだそうです。また、この詩は、実際には「神様が置かれたところで咲きなさい。『仕方がない』とあきらめてではなく、咲くのです。」という文から始まります。
神様が私を置かれたのだから、そこには深い意味や目的がある。そして、私をよく御存じの神様が置かれたのだから、私は様々な問題も乗り越えることができるはずだ。でも、置かれたところで「咲く」か「咲かない」かは私の意志にかかっている。神様は私たちの意志を見ておられる。
この詩を思い出すたびに、私はそのように考えます。
渡辺和子先生は御著書の中で「置かれたところで精一杯咲こうとすれば、そのことがその花を美しくするのです」とも語っておられます。
私は、式辞の最後を「新入生の皆さん、この清心中学校・清心女子高等学校が、神様が皆さんを置かれたところです。私も、今年度からこの学校に新しく置かれたました。お互いに、この神様が置かれたところで咲くことを改めて決心しようではありませんか。」と結びました。