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San Jose 短期留学 report [day 10]
day 10 (3月27日)
Yu-Ai Kai(友愛会)というNPOの運営する高齢者施設を訪問しました。高齢者施設としてデイケアと昼食を提供するなどのサービスを行う団体です。こちらでは、当日利用する方に約80人分、在宅の方に配達用として約50人分昼食を提供しているそうです。今日も多くの方が利用されていました。
利用者とのお話・体操・イースター祭に向けてイースターエッグの作品作り
それぞれの机に分かれることで、利用者の方とたくさんお話しすることができました。
昼食時
利用者の方とスパゲティを食べながらたくさんお話をすることができました。英語と日本語が飛び交う環境の中、利用者の方に温かく迎えていただき素敵な時間が過ごせました。
出し物
午後は清心生が「ふるさと」を歌い、「恋ダンス」を披露しました。大変喜んでいただけました。
学校に戻ると、ベルモントのノートルダム高校を訪問されていた校長先生が、ノートルダムサンノゼ高校に到着されていました。明日からの研修に同行してくださいます。
校長先生と学校内を見学。
体育館では、4月に行われるミュージカルのステージや衣装を生徒が自分たちで作っている様子を見ることができました。
<生徒の日記(一部抜粋)>
・今日は友愛会という日系アメリカ人の方々がいらっしゃる老人施設に行きました。着いた時からとても暖かく迎えていただき嬉しかったです。そこで過ごすお年寄りの方々には日本語が堪能な方もいらっしゃれば、英語で話す方が楽な方もいらっしゃいます。私たちは今日はイースターが近いということでタマゴの冠を一緒に作りました。みなさん、一人一人が自分の好きな色をタマゴに塗って素敵な冠ができました。異国の地で日本語で話すことが出来てとても楽しい1日でした。
・今日は、友愛会という高齢者の方々がいらっしゃる場所を訪れました。日本人の方であっても、アメリカで生まれ、アメリカで育ったために日本語を話さず英語だけ話す方がいたり、両方話せる方もいたりと、それぞれの個性があふれていました。お昼のご飯を食べるとき、話しかけてくださった方が、日本に帰って、お漬物と、お味噌汁と、お魚が食べたい…ここのご飯も日本と似ているけどやっぱり日本ではないと食べれないものがある…とおっしゃっており、いろいろな感情が出てきました。そして、話の中で一番驚いたのが、アメリカは高校までが義務教育ということです。他にもなぜ〇th gradeというのかなどもくわしく教えてくださって、とても良い時間を過ごせました。恋ダンスは恥ずかしかったです。あしたからはサンフランシスコです
・今日は老人施設を訪問しました。食事の時に隣になったおばあ様にたくさんのお話を聞くことが出来ました。おばあ様は91歳で、昔は広島に住んでおられて戦争も原爆も体験され、旦那様やまだ小さかった息子さん、優秀で大きな会社に就職が決まっていた弟さんを原爆で亡くされたことを聞きました。そして戦時中アメリカに住んでいた両親も日本人ということで収容所に収監され一家で大変な苦労をしたそうです。おばあ様は私に「あなたが羨ましい」と言われました。聞くと、まだ若く可能性があり戦争で大切なものを失っていないからと仰いました。私はおばあ様のとても辛い過去に衝撃を受けると同時に私たちは今とても恵まれているんだと感じました。この交換留学も含め、私たちにはたくさんの学ぶ機会があり、安全な環境が確保されています。それは当たり前ではなく、とても貴重なものなんだと実感しました。今、戦争を体験された方の数は年を経る毎に少なくなってきています。そんな中で原爆を体験された方のお話を聞くことができたことは私にとってとても貴重な時間となりました。