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⑥３月２４日（木）
午前中はマオ・ファーム（農園）を訪問しました。政府認証のオーガニック農園としては地域で最大の２４エーカーを保有しているようです。特徴は３点あり、オーガニック農園であること、地域最大規模であることに加え、すべて若者たちによって経営されているということが挙げられます。高校を卒業した１８歳から２４歳の若者たち約３０名が、マオ・ファームでインターン（研修生）として働いています。また、授業料等の支援を受けて大学での学習機会も与えられています。今日、私たちを案内してくださったシーラさんは、以前にマオ・ファームで研修を受けた方で、現在はマオ・ファームに戻り研修生を支援されている日系の女性でした。私たちが農園に入るとまず最初にしたのは「自己紹介」でした。自分たちがお互いをより知るということ、案内していただくシーアさんにとってはただのツアーではなく、お互いの名前などを知ることが大切だということもあります。しかし、最も大切なことは、母なる大地に、尊敬する先祖の方々に、私たちが足を踏み入れることに対して、許しと歓迎をお願いするための「自己紹介」なのです。かつては荒れ地であった場所を耕し、年月をかけてオーガニック農園としての認証を得るまでの苦労が伝わってきました。さらに、現在ではカリフォルニア等から大量の食料がハワイに入って来ており、ストップすれば食料は３日ともたないのが現状です。そのような環境でハワイの地で農園を経営していくためには、オーガニック農園で栽培された野菜や果物であるという付加価値が必要となるため、現在でも認証を維持するための努力は常に行われているようです。生徒たちは、畑を歩いて移動しながら説明を聞きました。その後、タロイモ畑で草抜きをしました。汚れても良い服装ということで、準備万端で出発しましたが、それほど汚れることはなかったようです。普段現地の生徒が登下校で使っている黄色いスクールバスを借り切って、午前７時２０分出発、ダウンタウンを抜けて西海岸を通る約１時間、景色を眺めながらのドライブでした。午後は、１時から８時までやっとゆっくりショッピングや散策ができる自由行動になりました。ちなみに、私はOli Oli Walker（バス乗り放題）で１時間かけてショッピングエリアを１周したあと、ホテルからホノルル動物園までの約４km を歩いてみました。