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2015/02/10

環境学習で「持続可能な社会」を考えました。

ESD活動の一環として、高校1年生を対象に環境学習を実施しました。グループで「持続可能な」架空のまちづくりを行うことによって、水を中心とした環境資源の大切さを認識することを目的に授業を設定しました。地域はつながっている・・・生徒達それぞれに新しい発見や気づき、今後の課題が見つかったようです。
環境学習『清心トンボ』
対象生徒:高校1年生 文理コース・生命科学コース
目的:
・まちづくりの疑似体験を通して、環境に配慮したくらしをイメージする。
・水をめぐる世界の諸問題について知り、水資源の重要性について理解する。

全体の流れ:
①班(1班4名前後)に分かれ、各班に台紙と建物名が書かれた紙を配り、ルールを確認する。
②各班でまちづくりの作業を進める。
③各班で完成した町を黒板に貼り、紹介する。(工場を建てた場所、新たに付け加えた施設・建物についてなど)
④台紙を縦に貼り、川は地域の「共有財産」であること、下流のまちにとっても重要な資源であることを知る。
⑤現在起こっている世界の水問題について学び、感想を書く。
生徒の感想
★「水は大切」と昔からどこでも言われ続けていて、記号のように「水」と言われれば「大切にしなくてはならない」という考え方が無意識になっていた自分に気付いて驚いた。どうして水が大切なのか、日本はどれだけ水資源に恵まれているのか、そういう所まできっちり理解し、伝えていかないと何も変わらないのかもしれない。私は日頃から何も考えずに水を使っている分、削減できる箇所はたくさんあると思う。
★私たちはとりあえず下流に工場をつくったら汚水は流れないだろうと考え、上流に自然公園、下流に工場をつくった。しかし、このような町がいくつも続いていると考えると、自然公園にも汚水が流れ込んできてしまうことになる。そう考えると、環境に配慮し、人びとも住みやすい町をつくるというのは、とても難しいことだと思った。今後は自分も自然を守るために何ができるかを考えていきたいと思った。
★とにかく水の処理に気を付けました。また、水を使う人がきれいな水を使えるように、下水処理場や浄水場を建てました。あまり水を使わないと思った田んぼを設置したけど、その田んぼなどの農業がきっかけで干上がりそうな湖の話を聞いて驚きました。しかし、なぜ昔の日本は田んぼが今よりすごくたくさんあったはずなのに、水の問題が起こっていなかったんだろうと不思議に思いました。私なりに考えて答えを出した結果、農業と森と水が程よいバランスを保っていたからだと分かりました。だから、これからの世界も開発や農業など、目先の利益にふりまわされず、環境との調和、つまり「持続可能な開発」を視野に入れていかなければならないと思います。
★今日の環境学習で、町をつくってみて、人がどれだけ自然界に影響を及ぼしているのかが、意識してみて分かりました。水の近くには、必然的に工場や人々が集まり、町が繁栄すれば逆に他の動物や環境に影響を与えてしまう。その結果、世界の水をめぐる諸問題が起きてしまうのだと思いました。水資源の重要性を学び、身の回りのことから少しでも汚水を流さないよう、自分にできることをしたいと思いました。
★私たちがつくった町は、駅や商店街をつくり街を発展させていく方向になってしまったので、工場の近くに下水処理場をつくるなどの配慮があまり足りていなかったのだと、他の町を見ていて思いました。先生が最後に話された農業でも水は失われていくという話を聞いて驚きました。私は工場などが環境を破壊していくものだと思っていたので。
★今回、自分達で1つの町をつくりましたが、水を必要とする施設が多いと思いました。また、動植物にとって人間が作る町は生きていくことが難しい場所です。だから動植物と人間が共存できるまちづくりをこれからしていかないといけないと思いました。人間だけがこの地球に生きていないことも考えさせられました。私たちが普段当たり前に生活できている1つは「水」であることが今日改めて分かりました。水が汚染されたり、1つの町で使いすぎたりせず、他の町、他の人のことを考えながら水を使わなければいけないと思いました。
★人間が生きていくなかで、水は欠かせないものであり、しかも無限であるとはいえない。世界では水が平等に手に入らない地域があり、そこがアフリカの名前も知らないような国であっても、日本人の私達と決して無関係ではない。海を通じて世界はつながっている。私たちはこれから生きていくのに、水の一滴も無駄に使ってはいけない。
★自然を守りつつ、活気のある町をつくるのは難しいことだなと思いました。観光客のポイ捨てや、上下水道の事まで考えている班もあって、すごいなと思いました。また、今までは農業は自然を汚さないから良いと思っていましたが、水不足に陥ったアラル海の話を聞き、やりすぎは良くないのだなと気づきました。毎日、低料金で安全な水をいつでも使える環境にいるので、水の大切さは次世代に必ず伝えていくべきだと思うし、他の環境問題についても頭の片隅に置いて生活していかないといけないと思った。
★今回は、町の清心トンボを守るために、工場やレストランやコンビニの配置場所を考えてみたが、実際に町を豊かにするためには、清心トンボのことだけではなく、住民の事や騒音問題など、配慮しなくてはならない部分が多くあるので、大変だと思った。私は、水資源は限りあるものだし、重要なものだと分かっているが、普段それを意識して使っているとは言えない。これからはもっと水資源について深く考えなければならないと思ったし、どうやったら人々が節水に力を入れることができるか考えようと思った。
★今日私たちの班は4人で考えて良い町をつくることができたと思います。やはり、他の班の発表を聞くと自分たちが思いつかなかったような環境問題対策もあり、多くの人の意見を聞くのは大切だと改めて感じました。また、今回は町作りに重点を置きすぎて環境問題や須資源の大切さに対する考察が足りなかったと思います。今日聞いた発表や先生のお話を生かして、また機会があればもっと環境に良い町をつくろうと思いました。
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