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芸術鑑賞
10月15日、全校でグラッフェ弦楽四重奏団の演奏とソプラノ歌手の慶児道代様の歌声を鑑賞しました。
グラッフェ弦楽四重奏団は1997年に結成され、国際コンクールでの受賞歴も多い、世界各地で活躍する実力派アンサンブルです。
また倉敷市出身の慶児道代様はプラハ芸術アカデミーで学ばれ、チェコを中心にソプラノ・ソロとしてご活躍されています。
今回初めて来日された皆様によるチェコの音楽をメインとしたコンサートは、生徒にもわかりやすいように説明を交えながら展開されました。
作品に込められた意味やメッセージをイメージしながら、それぞれの楽器の音色が豊かに重なり合って生まれる旋律に生徒も真剣に耳を傾けていました。



生徒からの質問も受けてくださり、音楽や楽器との向き合い方や練習(努力)と才能のバランスの在り方などについてお話を伺うことができました。
音楽に加え、チェコの文化などについても質問があり、グラッフェ弦楽四重奏団の皆様は、興味を持ってくれていることが嬉しいと快く様々なことを教えてくださいました。
特に「きちんと互いの求める音楽を届ける本番を迎えるため、練習中にしっかりとコミュニケーションを取り、音楽に関する議論を繰り返すことが大切」という考え方は、どのような分野に関しても通じるものがあるように感じられました。



また、オーケストラ部を中心とした生徒たちは、自分たちが望む音の目指し方や奏でるときのコツなどを質問し、素敵な解答をいただくだけでなく、公演後に実際にアドバイスをいただくことができました。
チェコ語という言語の違いはありますが、よりよい音を目指す姿勢は音楽という共通言語で語り合っているように見えました。
このような出会いがあったからこそ、生徒にとっても音楽だけでなく素敵な交流の時間となりました。ありがとうございました。



