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【高1】SSゼミナール 愛媛研修
8月20日~22日の日程で、高1対象SSゼミナール愛媛研修を行いました。
愛媛大学南予水産研究センターとの連携により企画され、海洋生態学や水産学を中心とした学びを深めることができました。
初日は、四国水族館で瀬戸内海の魚類を鑑賞した後、愛媛県南宇和郡愛南町にある南予水産研究センターを訪問しました。
同センターでは、生命科学や環境科学を基盤に、地域環境を活かした研究が進められています。
特に愛南町の基幹産業である漁業においては、スマ(マグロ・カツオ類)の育種・品種改良に関する研究が行われており、長年の養殖研究を通じて、身質が良く美味しいスマの開発に成功しています。
研究には地元漁協との協力が不可欠であり、産学連携による研究の在り方を学ぶことができました。
2日目は、センターで実習を行いました。
バイカス測定(水中カメラによる養殖魚のサイズ測定)や、海洋環境モニタリングの一環として赤潮の原因となる植物プランクトンをPCR検査で確認する実習に取り組みました。
生徒にとって高度な内容でしたが、大学の先生方が要点を絞った分かりやすい説明をしてくださり、理解を深めることができました。












最終日には船で鹿島に渡り、シュノーケリングやシーウォーカーを通じて愛南の海を直接観察しました。
ルリスズメダイや大きなフエフキダイ(体長約50㎝)、ハリセンボン、キビナゴの群れなど様々な魚類に加え、複雑なリアス式海岸の地形や、広がるサンゴ群落の多様な形態も観察することができました。
今回の研修を通して、生徒たちは校内では得られない貴重な体験を重ね、海洋環境や水産業、そして地域と研究の関わりについて多角的に学ぶ機会となりました。


