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【高2希望者】フィリピンスタディツアー
8月1日から5日に、高2の希望者でフィリピンスタディツアーに行ってきました。
本校で40年以上に渡り取り組んでいるチャイルドファンドの里子支援活動を通して支援している里子たちに会って、実際に彼らの生活に触れたり、現地の小学生と触れ合ったりしながら、フィリピンの現状を肌で体感することを目的としたプログラムです。
それでは現地での様子や活動内容をいくつかご紹介します。
マニラ市内の小学校を訪れ、子どもたちと交流しました。
学校紹介や日本の遊び体験を通して次第に打ち解けることができました。
特にダンスが大好きだというフィリピンの人々を体現するように、一緒に踊り始めると教室内が明るくなった瞬間が心に残っています。
フィリピン料理を昼食に食べた後、サンチャゴ要塞を見学しました。
アメリカによる植民地化や日本軍による侵略の歴史が残っている要塞です。
フィリピン人を収監し拷問したり、満潮時に川の水で溺死させた地下牢などがあり、残酷で生々しい場所でした。
だからこそこのような悲しい過去を知り、二度と起こさないように努める必要があると感じました。
サン・アグスティン教会はマニラ唯一の世界遺産でフィリピン最古の石造り教会です。
シャンデリアなどの内装が美しく、見学しているだけであっという間に時間が過ぎてしまいました。
チャイルドファンドのフィリピン事務所を訪問しました。
フィリピンの乗り物「トライシクル」に乗ってチャイルドたちが通っている小学校や、彼らが暮らす町を見学しました。
初めて自分たちが支援している子どもたちと話し、限られた時間の中でも交流することができ、よい機会となりました。
チャイルドたちの社会進出、子どもの持つ権利、それぞれが持つ才能の伸ばし方など、チャイルドファンドが行っている支援内容の理解にも繋がったようです。
チャイルドファンド フィリピン事務所の公式Instagramでも、今回のスタディツアーについて投稿してくださっています。ぜひご覧ください。
移動中には高層ビルの並ぶ道のすぐ隣に貧困層のアパートがあり、貧富の差を目の当たりにしました。
他にも路上で寝たり、物乞いをする人たちがいる反面、近くのショッピングモールは綺麗だったり、大きな差を感じました。
トンド地区に訪れ、貧困層の方々の暮らしを見て学びました。
日本では嗅いだことのない臭いがして、清潔・安全とは言えないような環境でしたが、そこで暮らす人々からは精一杯生きている力を感じました。
このツアーを通して、現地の方々のお話を伺ったり、チャイルドと交流したり、貧富の差を目の当たりにしたり…ネットで調べるだけではわからない現状を痛感しました。
今回の経験や学びを活かし、他者への思いやりを持ち、課題解決に向けて積極的に取り組めるよう、努めてくれると嬉しいです。