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2017/10/13

【中3】 広島平和学習の様子

10月6日(金)

広島に平和学習に行ってきました。

朝8:50に学校を出発し、お昼から広島平和記念公園にて、

祈りの集いと平和記念資料館の見学、碑めぐりを行いました。

 

 

 

まず原爆の子の像の前で祈りを捧げました。

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大雨の中、たくさんの方達が広島を訪れていました。

 

 

皆で作った千羽鶴に祈りを込めて、捧げました。

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平和記念資料館で、実際に資料や焼け焦げた服などを見て、戦争の怖さを実感したようでした。

 

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大雨の中、12人のガイドの方が私達にこの出来事について

一生懸命、経験も含めてたくさんのことを教えてくださいました。

 

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~生徒の感想より~

 

・私は戦争とは無関係だと思っていました。でも資料館に行って、バスから降りた景色と壁に貼ってあった写真の景色があまりに違いすぎて、言葉も見つかりませんでした。『二度と戦争を起こさないように』という言葉が心の底から理解できた気がします。

・一番感じたことは、ご飯を残さないようにしようということです。バスの中で見た『夏服の少女たち』の子供たちは、ほとんど食べ物もなく、彼女たちの夢は「ご飯をお腹いっぱい食べること」と話していて、今の日本の残飯の多さを伝えることは恥ずかしくてできないと思います。食べ物に感謝をすることで、私たちの思いを伝えることができるのではないかと思いました。

・生きていることが奇跡だと思った。ガイドさんによると、まだ地面の中には多くの人の遺骨が埋まっていると聞いた。ただでさえ、熱線と爆風、放射能に苦しめられて亡くなったのに、私が上を歩くことで余計に苦しめるのではないかと、申し訳なく感じた。でもガイドさんが「あまり思いつめず、平和と向き合ってほしい」と言っていて、平和を作り上げることが一番の供養なんだと思った。やれる時、やれる事をできるだけやろうと思った。

・ボランティアの方に、私たちと同じ世代の女の子が541人全員亡くなったと伺い、驚きと共に恐ろしさも感じました。夢を叶えたいと思っていたと思うと胸を締めつけられるようでした。英語の授業や宗教の授業で勉強はしていましたが、佐々木禎子さんの「生きたい」という最後まで諦めなかった思いが、今でも私たちの胸を打ち、語り継がれているのだと思いました。今の世界は生きやすいとは言えないと思います。しかし今の世界に決して絶望するだけではいけないと思います。日本という国は一回は地獄を見ながらも皆で力を合わせて復興しました。こういったところこそ、日本の底力であり、魅力ではないでしょうか。希望を見出し生きることが私達若い世代の務めであり義務だと思います。それこそ、広島で生き、散っていった方々の、私達に対する願いに思えてならないのです。