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2017/06/21

霊的講話より

 今日は水曜日、霊的講話がありました。生徒の講話ノートを見ると、今年から戻した朝の実施について「爽やかな気持ちで落ち着いて一日を始められる」と、おおむね好評のようです。先週から「主の祈り」について話しています。DSC01269.jpg

 前回は「わたしたちの父よ」(マルコによる福音14・36)でした。

 (要約) 「主の祈り」は、アラマイ語の”アッバ”という呼びかけで始まります。”アッバ”は小さな子供が父親に呼び かける言葉で、日本語では”お父ちゃん”とか”パパ”にあたります。イエス様ご自身も”アッバ”と呼び掛けて祈っておられます。私も大学生のころ 自分を変えなくては、でも怖い と悩んでいた時、お年寄りのイタリア人の神父様から「神さまはお父さんですよ」と一言いただいて、目の前が明るくなり変わる勇気がわいた経験があります。私たちは祈る時、「アッバ、お父ちゃん」と呼び掛けることができるとイエスさまは教えてくださいました。私たちは子として例外なく神様に愛されている存在です。イエスさまは幼い子供が親に全幅の信頼を寄せて近づく心で、心を開き祈るようにと教えられたのです。皆さんの中にも、何か不安であったり怖いという気持ちで動けない、変われないという人があると思いますが、子供の心で「わたしたちの父よ」と祈り続ける時、今日の日を生きる力を、私自身を生きる勇気をきっといただくことができることでしょう。