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短期留学report【day13】
継続してアップしてきましたサンノゼ姉妹校短期留学、ついに学校で過ごす最後の一日となりました。
午前中、Sacred heartのコミュニティサービスでボランティア活動を行いました。
この短期留学中に気付いたのは、サンノゼという「地域の中での連帯感」でした。いつでも地域に自分が貢献できる何かが有る、という環境はact locallyと同じで、とても歓迎すべきものだと思います。
生徒達は助けを必要とする人のニーズをまず理解してから活動に取り組みました。格差の大きいアメリカで、特にシリコンバレーのあるサンノゼは地価も高く多くの家庭が貧困に陥ってしまうそうです。日によっては2000人もの人がこの施設を訪れ、無料の食事、衣類、物件検索、就職支援、チャイルドケアなどのサービスを受けます。
無償で提供するための野菜を選定して袋に詰めたり、寄付されてきた衣類を選定してハンガーにかけてお店に出したり、終わりのない作業に圧倒されながら1時間半ほど作業をさせてもらいました。さもすれば社会から放り出されて選ぶ権利のないような助けを必要とする人に尊厳を払いながら、希望を渡すことが出来るような仕事を少しでも知ることが出来たのではないかと思います。
午後は学校に戻り、フェアウェルパーティーに参加しました。笑ったり泣いたりの参加者・ホストファミリーの様子を見ると、アメリカでの新しい家族が誕生したような暖かい気持ちになりました。2週間もの間、見知らぬ地アメリカで、第二言語である英語を使ってホームステイに挑戦し、最後にはそれぞれの感謝の気持ちを笑顔や涙でスピーチした彼女達をとても誇りに思います。
ノートルダム・サンノゼ・ハイスクールは清心と同じカトリックであり、聖ジュリー・ビリアートによって始められたナミュール・ノートルダム修道女会によって建てられました。今回参加した12名が、同じノートルダムの繋がりを持つこの学校の第一期の交換留学生になれたことを光栄に思います。
「ヘンガオ」という言葉をアメリカにも伝えてきました。
〜生徒の感想(一部抜粋)〜
午前中にはSacred heartでボランティアをしました。貧困で苦しんでいるサンノゼに住んでいる人達に、食事や日用品を提供したり、就職や物件の支援をしたり、貧困の子供たちの面倒を見る団体です。SSLP(NDSJ校最高学年の卒業慈善活動)でもここでのボランティア体験が発表されていましたが、サンノゼの75%の子供たちが貧困だと言う話を聞いてびっくりしました。私たちが行った時は、朝食をもらうために並んでいる人がたくさんいて、私達は実際に、野菜の袋詰めや、決まった数だけ服がもらえる服屋さんみたいなところでお手伝いをしました。体力的も大変でしたが、貴重な体験が出来ました。
時間が過ぎるのはあっという間で、NDSJに通うのは今日が最後でした。
普段は朝まっすぐ集合場所に行きますが、今日はギリギリまでシニアのフロアで友達と過ごしました。フェアウェルパーティーでは、校長先生からNDSJでの修了証を受け取ったり、一人ずつこの二週間のまとめのスピーチをしました。スピーチでは涙を流す子もいてもらい泣きしてしまいましたが、とても濃い二週間を過ごすことが出来たなと感じました。また、この研修での写真をまとめたスライドショーでは涙をこらえることが出来ず、終わった後はみんなで写真をとったりして過ごしました。
放課後は、仲良しグループでモールと、サンタナ・ロウに行きました。みんなでたくさん話して楽しく過ごせて楽しかったです!
そして今日の夕食は私が作りました。帰りも遅かったので簡単に、日本から持ってきたそうめんをみんなで食べました。「いただきます」「ごちそうさまでした」という言葉も伝え、箸も使って、おいしいと言ってもらえて嬉しかったです。
この日の朝は、Sacred Heartに行きました。まずキャリアウーマン風のかっこいい方からその施設についての説明を聞きました。 Sacred Heart では食料や衣服、仕事探しの助けを求めて1日で2000人もの人が来るそうです。私が最も驚いたことがその近辺の75%の子どもたちが3食食べることができてないない状況にあるということです。私は日本でも3食毎日食べているし、アメリカでも毎日3食食べさせてもらえました。そんな中での75%という数字はとても大きくて衝撃でした。お話を聞いた後、2グループに分かれて私たちはまずズッキーニの袋詰めをしました。初めての体験でしたが、やって行くうちにどんどん山になっていくズッキーニの袋を見ると楽しくて仕方ありませんでした。みんな詰め放題のプロになれそうなくらいの手際の良さでズッキーニの箱を全部終え、つぎのジャガイモにまでいきました。その次に、寄付された衣類をハンガーにかけたり靴を実際に求めにきた人たちが選んでいる店舗に持って行ったりしました。靴を持って行く時はお客さんが独り占めしないように5分おきに2セットだけ持って行きました。また、先生が言っていたように手に入れた靴や服は自分や家族で使うだけでなく、売りに出してお金を得ている人もいるということも知り、生きていく厳しさを知りました。また、日本で私たちはいらなくなった服や小物はすぐに捨てますが、Sacred Heartのようにそれを求めている人たちのために寄付する制度はとてもいいものだと思い、日本にもあったらいいのにと思いました。
午後からは学校でFarewell party がありました。私は泣かないと決めていたのに始まった瞬間から涙が出てしまいました。1人ずつ感謝の気持ちを伝えるスピーチの時には自分でも何を言っているかわからないくらい号泣していて本当に離れたくないと思いました。
サプライズのスライドショーで私の歌舞伎パックの写メが流れるとは思っていませんでした(笑)でもスライドショーをみながら2週間を振り返ると、とても充実したものであることに改めて気づきました。
放課後は仲良しのみんなでお買い物に行きました。お買い物に行くと必ずされるのが、私をキッズサイズのお店に入れることです。 この日も案の定何度もされましたが、これが最後なのかと思うととてもさみしくなりました。オシャレなお店がたくさん並んでいて道には綺麗なお花や木が植えられていてとても可愛い街でした。その後はmamaとホストシスターでお土産を買いにスーパーに行きました。そうするとmamaが全部買ってくれました。 申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、mamaにはここは感謝するべきだと思ってたくさん感謝の気持ちを伝えました。家に帰ってからおうちで夜ご飯を食べる最後の日だったのでホストシスターとお好み焼きを作りました。