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		創立記念行事
本校の創立記念日である11月1日に先立って、10月31日に創立記念行事が行われました。
「清心学園における“過去・現在・未来”のつながりを大切にする」をテーマに、学園の歴史を振り返り、これまで清心学園を支えてこられたすべての方々への感謝の気持ちを持ち、現在の学校生活や将来の自分の在り方について考える時間とすることを目的としています。
まず演劇部が清心学園の歴史を伝える特別公演として、9月に岡山県高等学校演劇発表会 備中地区大会にて優秀賞をいただき、11月15日15:00からハレノワで公演予定の『学園誌に寄せて』を上演しました。(受賞に関してはこちらをご確認ください。)
演劇の様子はNHK、KSB、倉敷ケーブルテレビ、毎日新聞、読売新聞、山陽新聞でも紹介されています。
戦時下の「二子の丘女学校」を舞台に、女学生が日々勤労奉仕に励み、激しくなる戦況の中でも外国人シスターからの教えを胸に明るさと希望を失わず懸命に生きる姿が描かれます。
この作品を作るために、演劇部員全員で戦時中に清心学園にいらっしゃったシスターを訪ねて東広島まで行き、お話を伺いました。
また岡山空襲に関する展示を見に行って戦争の歴史を深く学び、今回の作品に臨みました。
戦争下にあっても、明るい未来を強く願って笑い合いながら過ごす温かい日常があったという事実を、まっすぐ演じました。
真剣に舞台を見つめる生徒たちの中には、目に涙を浮かべている人もいました。
長い歴史を持つ清心学園の過去を知るきっかけとして、生徒たちの胸に届いたようです。









朝鮮学校の支援や東アジアの和解に力を注いでこられた中井淳神父様が「虹の橋を架けよう ~神とともにみんなの夢を描く~」と題して講演をしてくださいました。
中井神父様は子どもとみんな食堂「ロクスひとりやま」のキャプテンとして、子ども食堂をキッチンカーとして各地へ赴いたり、地域と繋がるボランティアを行っています。
神への祈りや出会った神父様や牧師様の言葉、自身の活動を通して出会った人々との関わりを用いて「ありのままの自分で神に向かって進んでいけるように」と多くのメッセージを届けてくださいました。
誰もが傷や弱さを抱えいるものの、それを受け入れ、互いに繋がって助けあって生きていくからこそ絆が生まれ、誰もが望む社会になるのだと考えさせられました。
多くの人と繋がりを持つと同時に、自分の身近な人たちへ手を差し伸べられる自分になりたいと感じました。



その後、歌の練習をして、ミサについて説明を受けてから、創立記念ミサを行いました。
朗読された聖書の箇所(ヨハネによる福音書 12章20~26節)を用いて、「他者に与え、愛することにこそ生きる意味や価値があり、それを神は支えてくださる」と伝えてくださいました。
出会いの一つひとつを大切にし、自分のためだけに生きるのではなく他者のために行動することで、自分の人生に意味が見いだされます。
お互いを思い合いながら、支え合って歩んでいくことができればと思います。
また、学校の代表者が共同祈願で清心に関わるすべての方々への恵みを願いました。
最後には各学年に神父様から祝福をいただきました。
祈りの空間を彩るハンドベルの演奏は、聖歌隊が担当しています。
創立記念日を通して歴史を知ると共に、これからを担う自分たちの在り方についても思いを巡らせるよい機会となりました。






 
					 
		