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		【高2生命科学コース】屋久島研修
今年度は高2が北海道、屋久島、フィリピンの3つのコースに分かれて研修を行いました。
ここでは高2生命科学コースが行った屋久島研修についてご紹介します。
地学分野の講師として岡山理科大学の加藤敬史先生、そしてSSH関連の海外研修でお世話になっているAlona先生と共に、今回の研修は行われました。
(Alona先生が来校された際の記事はこちらをご確認ください)
鹿児島中央駅からフェリーで桜島に向かい、桜島ビジターセンターで周辺の溶岩の特徴を観察しました。
またセンター内では桜島の成り立ちのムービーや展示を見ながら噴火の歴史について学ぶことができました。
火山活動研究センターでは講義を受けた後、施設内の見学を行いました。
桜島の特徴のほか、センターの役割や研究内容の説明を聞き、古くから使われている円筒形のドラムに、黒いススを付着させた紙に記録する地震計も見せてもらいました。
デジタル記録を行いつつも、今も現役でスス紙の記録が使われていることに驚きました。



飛行機で屋久島に渡り、2日目から本格的な屋久島研修が始まりました。
西部林道でのフィールドワークでは、照葉樹林内で植生調査を行い、ガジュマルなどの生態を学びました。
その際、ヤクザルとヤクシカに多く出会うことができました。ヤクシカの雌雄の個体数調査を移動の道中に行いました。
大川の滝や千尋の滝なども巡り、屋久島の地質の特徴について確認しました。
夕食後にはAlona先生に、森林生態系や熱帯多雨林の特徴、動植物の関係について英語で講義を聞きました。





ヤクスギランドには屋久杉やモミ、ツガなどの大木があり、昔伐採された跡なども見ることができました。
垂直分布による樹木の違いを調べるために標高の異なる地点で植生調査をしたり、地学実習では節理を調べたりしました。
最後に屋久杉自然館で屋久杉と人との関係や伐採の歴史などを学びました。









隆起珊瑚礁海岸である春田浜海水浴場や、安房川でのカヤック体験をしながら、植生や岩石の調査をしました。
研修中の夜には、それぞれの調査で得たデータをグループごとに共有してまとめました。
東シナ海展望所や永田いなか浜を経て、高速船で鹿児島へ渡りました。
いおワールドかごしま水族館ではバックヤードを見学し、様々な分野を通して自然を見ることのできる研修となりました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。







 
					 
		