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【中2】水島地区 探究フィールドワーク
10月10日、中2は倉敷市水島地区にて探究フィールドワークを行いました。
事前学習として、探究の授業の一環でみずしま財団の方にご来校いただき、財団の設立の経緯や目的、戦時中の様子や地域開発と公害対策の歴史についてお話を伺いました。
そのうえで当日はどのような視点で水島を見るかについて班で話し合い、「公害対策と行政の関わり」「商店街の様子を中心に」など様々なテーマが設定できました。
午前中には、講師の先生から「倉敷市の環境を守るしくみ・大気汚染の歴史」について講義を受けてから、環境学習センターや監視センターを見学しました。
またCODパックテストを使って水中の汚れを調べる体験をしました。
模型や写真資料、実際の設備などの見学、そして実際の水質調査を行うことで、身近な倉敷市における環境問題について考えることができました。
その後、「おかみさん会会長が語る“地域活性化”」と題してお話を伺い、地域社会の在り方についても考えるきっかけとなりました。






午後は、亀島山地下工場を語り継ぐ会の代表の方による講義を受けてから、跡地を見学しました。
亀島山地下工場とは、第二次世界大戦中、三菱重工業水島航空機製作所が空襲の被害を少なくするため、分散疎開させた工場のひとつです。
小山の地下に全長約2000メートルの横穴が掘られていて、当時は内部で軍用機の部品を作っていたそうです。
またこのトンネルは朝鮮半島から強制的に徴用された方々などが、過酷な労働条件下で掘ったものです。
そのような戦争遺跡を実際に訪れ、内部や石碑を見ながら当時に思いを馳せ、平和の大切さを実感しました。
最後には一日の振り返りを互いに共有することで、自然と歴史の在り方を通した持続可能な社会実現を考えることができました。








