グローバル教育ブログ

最近の記事

過去の記事

2014年9月

『貿易ゲーム』を実施しました

2014.09.26

国際理解教育の一環として、高校1年生を対象に貿易ゲームを実施しました。貿易ゲームとは、近代国家の形成を理解する上で資本主義のイメージを掴むことが出来る良い教材です。生徒達はこのゲームを通じて、先進国と途上国の生産性の相違を中心に、構造的暴力を経験的に認識することが出来たようです。

貿易ゲーム
対象生徒:高校1年生 選抜クラス
目的:
ゲームを通じて国際社会の問題に気付き、グローバル社会を生きる一員として求められるあり方、考え方を学ぶ


全体の流れ:
①班(1班4名前後)に分かれる
②貿易ゲームのルールを確認
 ・ゲームの目標は「みんなで多くの利益を出すこと」
 ・グループ(国)同士で協定を結び協力しても良い
 ・完成した製品はマーケットに売りにいくこと
③ゲーム開始(45分)
④振り返り
 ・各グループの元金と、ゲーム後の合計金額を黒板に書き、利益を算出する
 ・紙切れ1枚につき100円の税金をかけ、利益から引く
 ・先進国と途上国はそれぞれ簡単に感想を述べる
 ・ゲームの目標を達成できたか確認
 ・「みんな」が誰を指すのかを考える
⑤授業の感想シートを書く


生徒の感想

★協定を結ぶことによって利益をよく出せたと思います。仕事を4人で分担してできたと思います。ハートによって得た利益も、はさみや定規などを貸してもらった国と山分けした方がよかったのかなと今思います。今回のゲームのマーケットのようなことが世界でも起こっていると聞き、驚きました。私たちも知らないうちに先進国、途上国の違いで差別をしてしまっているのだろうと思いました。そのようなことをなくすためには、ひとりひとりの考えを変えていかないといけないと思います。国と国との争いはこのようにして生まれるのだと思いました。

☆私たちの国は元金が少なく、資源の多い発展途上国でした。しかし、はさみなどがなく、ADCFと協定を組みました。私とTさんは協定した国と利益を山分けするということを知らず、二人で作っていました。その利益と山分けの利益とハートのシールの力で利益を得ることができました。しかし、私は国内で生産する人と国外で生産する人で分けたことで多くの利益を得られたんだと思いました。協定を組んだ国と組んでいない国とで、少し喧嘩が起きてしまいましたが、それははさみをかえしてくれないということからでした。協定を組んでいる国の中ではさみの貸し借りは自然にできたのに、他国に貸したとなると「金を出せ」と言っていて、少し怖く感じましたが、世界でも起きていることだと思いました。

☆すべての国で協定を結べば良いのではないかと思った。そのためには、すべての国がもっと積極的になり、先進国も発展途上国に手を差し伸べるべきだと思った。すべての国が1つになって作業をしたら、作業効率も上がるし、利益も山分けにするという考えでいけば、同じ道具で同じ利益になるから、争いも防げるのではないかと思う。私たちの国がハートのシールを5個持っていて、それを隠していたという事実はいけないと思った。そういうことをしていると国同士で争いが起こるし、先進国と発展途上国に分れてしまう一番の原因だと思った。世界では貿易がこのように行われているのだと思うと、軽々しく売買はできないとよく分かった。

★ACDFIで協定を結ぶことにより、効率よく仕事を分担することができた。最初は資源は多いが技術が少なく、私たちの国だけでは決して利益を得ることができなかったと思う。だからすべての国で協定を結び、平等に分け合うことで、経済格差が生まれなくなり、国交が安定すると思う。私たちはハートのシールがあったからよかったものの、持っていない国の人たちに少し申し訳なく思ってしまった。ハートのシールをどう使えば正解だったのかな?と思う。でも1番下の途上国が潤うことで世界の経済はどんどん潤っていくような気がする。先進国と途上国のバランスを保つことはとても難しいと感じるが、今の世界はこれを解決しないといけないんだと改めて感じることができた。

★今日のゲームをしてみて、いろいろな国と協定を結んだりしてたくさんの利益を出すことができたと思います。私は「みんなでたくさんの利益を出すこと」という目標の「みんな」は1つの国のみんなではなく、たくさんの国全体のことだと思ってゲームをしました。なので、A班をはじめ、いろいろな国と協定を結び、みんなで協力してゲームをしました。しかし、ちょっとした派閥など様々な問題があり、みんなで協力することも大切だけど、協定を結んでいる国全体をまとめることも大切だと思いました。

☆皆で協力して規格通りの製品を作ることは意外と簡単に思えるようで実際にはとても難しいことだと感じました。他国と協定を結ぶことで資源や道具を調達できたりしました。思ったほど良い利益は出せませんでしたが、この授業を通して世界の貿易のあり方を少し学ぶことができました。先進国と発展途上国の差が開きすぎることは本当に世界全体で考える必要のある課題だと思います。世界各国が皆で協力して平等な利益を出せる社会になってほしいと思います。各国の良い所、悪い所をお互いにフォローしあえるようになってほしいです。世界のつながりについて学べました。とても良い勉強になる授業だと思いました。

★我がB国はまことに不本意ながら元金と利益とを混同し、作業していたG国の邪魔であろうとの思いから資源を持ち帰り、結果ただでさえ少ない利益に課税されてしまった。無念(笑)
 情報の格差まで差をつけられているのは驚いた。協定を結んでいたG国の情報、自国の情報をしっかり把握し、このゲームを進めていればもう少し利益が出たかもしれなった。他国のやり取りを見た中で知った紙の質で値段が変わることを他国に伏せて交換してもらったり、やり口の汚いことをしたが、これが戦争に繋がっていくのだろうと思った。そうするとやはり「国」というものはあくまで人間が集まってできているのだろうということを痛感した。そして裏を返せばお互いの国が(難しいだろうけど)真摯に向き合えば国と国との関係は少し改善できるような気がする。行動自体は簡単なことなのに、より利益をあげたいという欲でそれを難しくしている人や国のあり方や世界のことを身をもって体験できてよかったです。

☆今日の授業で、経済の難しさとその格差を学ぶことができました。発展途上国と先進国では情報においても格差が生まれるのだと初めて気づかされたことで、まだまだ発展途上国では世界の市場で大きな利益を生むことが難しいと思いました。資源があっても、情報や技術力において劣っている発展途上国とその逆にいる先進国とが協力することが重要です。しかし、自分の国の利益だけを優先すればいさかいが生まれ、戦争が起こります。なので、お互いの損得をきちんと考慮して取引をしなければならないことの重要性を改めて認識することができました。

☆今日の貿易のシミュレーションで、いくつもの国と協定を結びあって協力しないと各国の経済はうまくいかないと分かりました。現実でもそうなのだと思います。ある国には三角定規も鉛筆もコンパスも紙もそろっているのに、ある国は紙しかなかったりして、現実の世界もそういうことが起こっているのだと分かりました。発展途上国の設定だったグループの利益が最も大きかったことに驚き、これは、現実では起こり得るものなのかなと少し疑問に思いました。それから、それぞれの国の元金に差があることは貿易ゲームが終わってから知ったのですが、驚きました。世界での情報格差というのは考えたことがなかったので、少し興味を持ちました。また、もう高校生なので、これからは世界の経済等についてもニュースを通して興味を持っていけたらいいです。

☆最初はやり方が分からなくて大変でした。お金を使って物を貸し借りするとは思いつかなかったし、協定も結んでいなくてダメダメだったなと思いました。途上国はすごくつらい立場にあるんだなと身をもって知りました。ハサミのことで他の国と口論になって、世界というか他の国とのやりとりはすごく怖いなと思いました。でも、そんな中でI国は同じ元金、同じ資金なのに私のH国よりも何十倍も利益があってすごいなと思いました。物をつくるのも大変だけど、資源を手に入れることはもっと大変だなと知りました。ちょっとしたことでケンカになりそうになって、これが本当の貿易の場だったら簡単に戦争が起こってしまうんだなと思いました。そう思ったらすごく怖くなりました。本当の世界でもみんなが先進国も途上国も関係なく協力して平和に暮らせたらいいなと思いました。

★思ったよりも利益が出なかった。途上国はマーケットに製品を持って行ってもなかなか買い取ってもらえなかったり、情報が行き届きにくかったり、先進国に比べるといろいろな不利なところがあったり、というのをこの活動を通して改めて感じることができた。他の国と協力することによって、自分の国のものだけではつくれない製品を作れたりできるけれど、その取引が原因で言い合いになったり、どちらかの国が嫌な思いをすることになることもあり、それによって本当の国と国との間では争いが起こってしまうのだと思った。国と国とがうまく関係を保ち、先進国と途上国とがお互いに助け合うことができれば、すべての国、みんなで多くの利益を出すことができるのだと思う。

★早く“世界の縮図”の構造に気付き、マーケットの審査のからくりに気が付いていれば、効率的な稼ぎができたはずだ。聞けば納得のトリックなのに分からなかったのが情けない。今はただの子どもの遊びだが、世界では実際に起こっていることなのだ。先進国と途上国の技術力や元手、情報の差を埋めるのは今回ほど容易ではない。世界のみんなで利益を得るのはとても難しい。しかも利益(お金)の発生だけを目標にすることが最善とも限らない。それは、地球の資源が根こそぎ奪われるのと同じだ。利益と平等、二つが両立できるような世界にならないといけない。

☆先進国と途上国では、マーケットや元からの資源などに違いがあって、実際の発展途上国の状況が良く分かりました。また、同盟を組んだり、国同士で売買したりして、他の国の人とも協力することが大切だということもよく分かりました。そして、もっときちんと正しく相手の国の利益などを思って交渉すればよかったと思いました。貿易をする時にも、相手に対しての思いやりをもつことが大切だということが分かりました。実際のこの世界でも、このように先進国と途上国では全く扱いや物の技術などに差があって、途上国の人は先進国の人よりも生活が厳しいということを身をもってわかることができて良かったです。

☆今日のゲームを通して、国の貧富の差など色々な差があることを実感しました。他の国と協定を結んだことで、お互いの知恵を絞って物を売る、また他国と色々な売り買いをすることで対立したりすることが分かりました。今回のゲームをしてみて、最初は何も分からない状態から、ゲームをする中で発展途上国と先進国に差があることを知りました。マーケットへ行って製品を売るときもなかなか厳しくてお金に換えてもらえなくて「なんで?」と思いました。最終的に他国の利益、手元のお金を見ると、色々な差があったことが分かりました。このゲームと同じようなことが世界でも今起きているから、途上国と先進国の差が少しでもなくなり、世界中が平等に誰もが幸せに暮らしていける世の中になってほしいと思います。

★他の国は道具の貸し借りなどで他の国とごたごたがあったりしたようですが、私のG国はB国と協定を結んで知恵を出し合って協力し、仲良く終わらせることができたので利益は少なかったけれど良かったと思います。他の国と交渉するのに悪知恵を使ったりして面白かったです。また、国同士がうまくいっていないのを見て、こんな風にして戦争が起こっていくんだな、やっぱり他の国と仲良くやるのが一番だなと思いました。何回も三角形の長さを測って売っているのに、どれだけ正確にやってもなかなか売れず、おかしいなぁと思っていて、最後にその訳を知り、ブランドで評価するのは良くないなと身をもって知ることができました。

★みんなが意外にも真剣になっていて本当の国と国との取引のようになっていました。私の班はいわゆる発展途上国で私がマーケットに売りに行くとすぐバツにされたのはブランドがなかったからだと後から知って悔しくなりました。でもそれは本当の途上国でも起こっています。信頼を得るのはすごく大変なのだということを身に染みて感じました。今回のゲームでB国と協定を結びましたが、山分けの時にミスをしてしまいとても罪悪感を感じると共に、これが本当の国のやり取りで起こったらと思うと怖くなりました。私の班は何も知らない班と更紙を無条件で白い紙と交換したり、貸し出した後にお金を徴収したり、無人の班から「もらうねー!」と言って紙を奪ったりと色々悪どい方法を使いましたが、国が生き残るためには必要なのだと思いました。とても楽しかったのでまたやりたいです。

★「みんなで多くの利益を出す」という目標に対しては、私の国と協定国との間では達成することができたと思う。ただ、協定を結んでいなかった所の国とは、コンパスをお金でわたすということをしたのが少しひっかかりました。そこから私が一番良かったと思う方法としては、初めからA国~I国の全部と協力して(机をくっつけて)初めから作業をしていればよかったと思います。そしたら、全部の国が平等に利益を上げていけられたと思いました。そして、これは今の世界でも先進国と途上国がうまく関係を結んでいって、資材と技術とをうまくリンクさせて全体的に良い結果を出すことができれば一番いいんだと思いました。

★今日、最初に与えられた情報だけでゲームを進めていきましたが、最後にはいろいろなことを知って、知らないということは怖いと思いました。発展途上国と先進国にはいろいろな違いがあって、その違いを生かして協定を組むなどの工夫をして、貿易をしなければいけないと分かりました。最初に協定の内容をきちんと決めていなかったから、最後にいろいろあったんだと思います。国と国との問題(領土問題など)も、このようなことが原因で起こるのかと思いました。今日はいろいろなことがあって大変だったけど、多くの事を学べてよかったです。

☆「みんなで多くの利益を得る」という目標でゲームをしていました。私は次のようなことを考えました。もっと先進国と途上国が協定を結び、協力し、争いを起こさないようにすべきだと思った。ハートがI国に5つあったが、ずるいと感じた。製品を作るときは、先進国と途上国があったり、紙やお金に差があることに気付きませんでした。最後に先生からそれについて聞いたとき、この日の活動の意味が少しわかりました。私たちのF国は、先進国と途上国の間でした。今日私は世界のもめごとがこうやって起きていくのであると感じました。今日の活動のおかげで少し世界に興味を持つことができたような気がします。
%8Eʐ^%82P.jpg

%8Eʐ^%82Q.jpg

%8Eʐ^%82R.jpg

%8Eʐ^%82T.jpg

投稿者:global

長期留学生からの部活レポート“Kendo Club”

2014.09.22

この4月よりアメリカ(ミネソタ州)から清心に長期留学中のミカエラさんが自分が所属する剣道部についてレポートしてくれました。写真は部員の坂口さんとの稽古風景です。

Kendo Club

In Kendo club we first change into kendo clothes (hakama and dogi).
Then we warm-up.
Our warm-up is various drills where we swing the shinai in different strikes.
Each drill we do about 30 repetitions ( some are less).
While doing these warm-ups we take turns counting out loud for the group (1 person counts to 10 then the next person until we get to 30).
After we are warmed up then we go and put on the “men”,“do”,etc.
After we have our gear on practice starts.
Depending on the number of people there we might do slightly different things.
But most of the time we will make pairs and practice various strikes.
However, people ( like me) who don’t know how to do Kendo start easily and just practice the basics.
Once practice is done ( which is about an hour long ) we bow to end the practice and then take off our gear and go home.
The Kendo club is a small club but is a very fun sport with friendly members!

IMG_1296.JPG

IMG_1304.JPG

投稿者:global

発展科目『女性』において、「世界の女性」学習をしました

2014.09.19

高校2年生文理コースでは、毎週火曜日の6・7限目を使って学校設定科目『発展科目』を実施しています。
先日その発展科目の1つである『女性』において、ESD教育の一環として「世界の女性」学習をしました。

世界各地で女性に対する抑圧が行われています。社会の中に潜む女性に対する伝統的な考え方・風習を知ることによって、女性が抑圧される「構造的暴力」について学ぶことを目的に授業を展開しました。世界の新聞記事記事の読み取り、松井やよりさんの著作の要約を行い、グローバル化から起きる女性への暴力も学ぶことが出来ました。


「世界の女性」学習
対象生徒:高校2年生 文理コース 「女性」選択者

目的:
・世界各地で「社会に潜む女性に対する抑圧的な考え方」が有ることを知る。
・先進国や発展途上国の女性のおかれた立場を比較し、共通点や違いを探る。


生徒の感想
 今日の授業で、日本では買春が産業として存在するという事実を知り、とても驚きました。私にとって買春や売春は昔のこと、外国で起きていること、更には映画や本の中の出来事といったイメージしかありませんでした。それが、まさか日本が世界最大の買春市場だったとは。社会には裏と影の世界が存在すると改めて突きつけられた気分です。

 同じ女性なのに、私は自由に勉強できて、遊べて、いつか家族に祝福されて、自分の選んだ人と結婚するだろうに、そんな私の当たり前のために、命をかけている人が居るんだ、と改めて実感して、何だか凄く辛かったです。愛せない男性の子を産んで、家族も信じられない、そんな生活をしている同世代の子が少なからず居る、という事実が凄く重たく感じました。そしてその女性の為に何も出来ないということも凄く歯がゆい思いです。好きな相手と結婚したから殺されたなんていう理解したくもない事件や、家族の為に働きに出た女性を虐待するという卑劣な行動がどうか無くなって欲しい。全ての人が全ての人を尊重し、思いやれる世界に一刻も早くしたいです。

 世界の色々なところで女性が酷い差別や暴行に遭っているのだと思いました。とくに宗教の問題が酷く、性暴力や人権侵害が平然と行われていることにとても驚きました。そしてこういった女性の問題が日本でも起こっていることにショックを受けました。
 今、世界では女性の権利を守るための活動などが広がっているけれど、それでもまだ十分でなく、日本でも世界各国でも女性に関する問題は多く有ります。こういった現状を理解し、自分がこれからどう行動すべきなのかを考えてみようと思います。

 女性の権利はとても弱い。しかし今日の話を聞いて、女性で一番最悪な政治をしていた人も居た。全てが女性中心にしなくても良いが、それを改善するのはとても難しいだろう。例えば、映画などでレディースデイというものがある。あれは男性に対してとても不利である。どうして男女を分けるのか分かりません。

 世界ではまだまだ女性の立場が弱いことを初めて知った。「日本は雇用や子育ての問題を解決しさえすれば良い」と思っていたが、人身売買の受け入れ国として有名だったことを知り、ショックを受けました。男性は許されて、女性はやってはいけないこと、というのが多すぎると感じ強い反感を抱いた。確かに宗教や伝統における思想は簡単に変えられるものではないが、時代と共に人の考え方も変わるのではないかと思う。

 今日は様々な新聞記事を読みました。それぞれの国での、女性への対応が全く違うのだなと思いました。虐げられる国もあれば、男性と同じように支援を受けることができ、権利を主張出来る国も有りました。先生が「構造的暴力」ということをおっしゃっていましたが、確かに今の状況では構造を変えなければ現状を打破することは難しいと思います。しかし、マララさんのこともあって、どんどん皆女性差別に目を向けていくのではないかと思います。売春などでも、私はそのようなことがまさか日本で起こっているとは全く知らなかったので、この理不尽さを社会にもっと広めていくべきだと思いました。

 今まで授業で何度か「世界の女性」について勉強してきた。でも、こんなに"女性"が不平等な差別を受けていることは知らなかった。世界には様々な状況に置かれている女性がいて、自分はとても幸せなのだと思った。
 また、この人達の為に自分が出来ること、世界で出来ることをさらに増やすべきだと思う。そして、もっと沢山の人に、このことを知って貰いたいと思った。

 世界には女性に対する痛ましい事例が私の思った以上に多くあり、ショッキングでした。特に名誉殺人の事例は何故、このような理由で殺されてしまうのか、父親が何故こんなに安易に娘を殺せるのか、今までこのことを許していた体制に怒りを覚えました。殺した親が悪いのではなくて、名誉だからといって殺してよいと考えさせた今までの風習が悪いと思いました。何故男性と女性という違いだけでこんなに今の日本でも、また世界各国にも差が生まれ、どちらが苦しむ、そして男性もすくなからず全てにおいていい気分ではないはずです。"殺していい"命はないと思うので、日本を含めて、ジェンダーについては深く考えるべきだと思いました。

 女性が虐げられることが当たり前である社会がある。
 名誉殺人やFGMなどあげていればきりがない。私がおかしいと感じても、それを普通であると感じてしまっている女性がいる。それは間違っていると価値観をおしつけることは必ずしも良いとは思えない。でも、虐げられる以外の選択肢が有る、と知らないだけかもしれない。だから私は、女性が理不尽な目に遭う社会、宗教は間違っていると伝えたい。それはパキスタンなどだけでなく、日本国内でもいえることだ。


女性世界地図.JPG

投稿者:global

プラン・ジャパン夏休み読書感想文コンクール2014に参加しました

2014.09.18

プラン・ジャパン夏休み読書感想文コンクール2014へ参加しました。このコンクールは「読んで、世界に近づこう!」というスローガンのもと、途上国の女の子の課題とパワーを知り何が出来るかを考える企画です。以下に応募作品からの抜粋を掲載します。

主 催:公益財団法人 プラン・ジャパン

高校生の部 課題図書:「Because I am a Girlわたしは女の子だから」(英治出版) (原稿用紙4枚以内)


○まえがきの最後に書いてある、ラキの言葉はこの本を読み終えた私の心に強く残っています。「私が兄や弟にまったく劣っていないってことをいつか証明してみせる。」ラキは私と一歳しか歳が違いません。なのにこんなに強い意志を持って輝く未来を、自分の手でつかもうとしています。私はどうでしょう?毎日楽しく学校に行き、可愛い物を買い、自分の就きたい職業に就くための勉強が出来る環境を与えてもらっています。私と同世代の女の子が、国が違うだけで女性差別に苦しんでいる現実を、どのように打破すればよいのでしょうか。

○どうやったらこの女性差別をなくすことが出来るのか。女性差別を受けることを仕方が無いと信じている人に、それは真実ではないと知って貰うことだと思う。知って貰うのも簡単なことではない。信じ込んでいることを違うと教え込むのは難しいからである。そして、今も起こっている女性差別について世界中の人に知って貰い、どうすればいいのか話し合う必要があると思う。今の現状を世界に発信していくことでよりよい解決策が見つかると思う。

○考えてみるとこのような「女性は男性よりも劣っている」という意見は、男性側からの考え方です。ですが、このような考え方は男性側からの意見だけの問題ではないのだろうと思います。なぜなら、女性でも、女だからこう、男だからそうあるべきだという考えを持っている人もいるからです。そのため、女性差別の問題は女性だけでなく、男性にも関係のあるものだと思います。

○数々の話での不幸な女の子と同じ歳くらいの娘を持つ私の母親は、この本を最初に読み、豊かな日本で育っている私に時代錯誤したような現実を知って欲しくない、と率直に思ったそうです。また、女性だけでなく男性も、歪んだイニシエーションを重んじる者、老若男女全てへの教育が必要だと考えます。

○女性が弱いからといい、女性を一方的に支援するのではなく、男性女性に対する支援のバランスが大切だと思う。題名で、「私は女の子だから」に続く意味としては、「女の子だからこそ身体を大切に守りながら、社会でもっと活躍していきたい。」つまり、女の子が全て活躍出来ない訳ではない。周りの理解や援助を必要としながら共に生きていきたいという願いが込められているのではないかと考える。

○黙々と自分の信念だけを支えに生きてきた女性達に発言の場があると、世界は変えられると思います。それがまさに実現できるのが、今年11月に岡山で開催されるESDに関するユネスコ世界会議です。世界中の高校生が一つの場所に集まり、今世界が抱えている問題について自分が考えていることを話し合います。そこには差別も争いもありません。全ての意見が尊重され、平等に扱われます。この世界会議がこの本に書かれている女性差別、または貧困や紛争を少しずつでもなくしていく足がかりになればと思っています。

投稿者:global