生命科学Labo ー広島大学向島臨海実験所での臨海実習②ー
2016.08.02
8月2日、実習2日目の午前中は、昨日採集したムラサキウニを使って受精実験を行いました。
受精したかどうかは、卵の周りに受精膜を張っているかどうかで確認できます。また、卵の周りには、保護の役割を持つゼリー層がありますが、墨汁を使って透明なゼリー層の存在も確認できました。
安全のために予めウニの棘をカット



ウニの卵
また、ウニの受精の観察の後は、プランクトンネットを用いて、海洋性プランクトンの採集及び観察を行いました。
午後は、砂泥に棲む生物の調査活動を行いました。干潮時、海に近いところと遠いところの2種類の砂泥をサンプルとして採取し、そこにどのような生物がどれくらいいるかをカウントしました。顕微鏡での長時間の作業に目が疲れた人もいたようでしたが、グループで協力して活動を行いました。
夕食後はウミホタルの採集を行いました。日が落ちてから、各グループが事前に作成しておいた調査キットを海に沈め、3分後くらいに引き上げました。たくさんのウミホタルが取れ、その発光の様子がよく観察できました。