スーパーサイエンスハイスクール

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2016年8月

平成28年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(前日)

2016.08.09

8月9日、平成28年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会に出場するため、発表生徒とともに、神戸国際展示場へと向かいました。このSSHの全国大会は今まで横浜や大阪で開催されることが多かったのですが、今年は神戸で行われます。発表生徒は生命科学コース3年生1名ですが、堂々と胸を張って発表してくれることを期待しています。今日は、各校割り当てられた発表ブースにポスターを張ったりするなど、発表準備と事前参加登録を行いました。
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<本校の発表テーマ>
地球温暖化防止に効果的なのはどのような森林か?
What kind of forest is more effective for prevention of the global warming?

Abstract
The responsibility and importance for global warming prevention rests on all people. Therefore, CO₂ emission decrease and absorption increases are necessary. However, it is thought that the absorption efficiency varies by forest structure. So various forests were researched in Okayama and Okinawa prefectures, and it was found that well-developed natural forests absorbed CO₂ more effectively.

1.研究の背景と目的
地球温暖化の問題に対し、温室効果ガスであるCO₂を吸収している森林の保全は解決策の1つとして重要であるといわれている。しかし、どのような森林でCO₂吸収量が多いかについては明らかでないため、様々な森林を対象として野外調査を行い、CO₂吸収量の多い森林の特性を明らかにすることを目的とした。
2.方法
岡山県蒜山地域および沖縄県久米島の様々な森林に10 m×10 mの調査プロットを複数設置し、樹木の樹高、胸高直径、樹齢を測定した。これらのデータからCO₂吸収量を算出し、これまで得られている森林の調査結果と比較した。
3.結果
樹木の大きさとCO₂吸収量は比例していた。また、過去のデータとの比較から、天然林では林齢が大きくなるにつれてCO₂吸収量も大きくなるが、人工林では林齢に関わらずCO₂吸収量はあまり変わらないことがわかった。また、樹高のばらつきや多様性に関係があることが明らかになった。さらに、気候の違いによる天然林の二酸化炭素吸収量に差はないことが示唆された。
4.考察
気候の違いにかかわらず、人工林より発達した天然林ほどCO₂吸収量が多かったことは、単一樹種より多様な樹種を持つ森林、均質な構造より複雑な構造を持つ森林でCO₂吸収量が多くなると考えられる。このことは、様々な性質の樹木が集まっている方が効率的にCO₂を吸収しており、さらに上層から下層まで複雑な階層構造を持つ複層林の方がより効率的にCO₂を吸収していることを示唆していると考えられる。
5.結論
本研究で、個体の大きさとCO₂吸収量には大きな関係があることがわかった。さらに、遷移段階の進んだ天然林が最も効率よくCO₂を吸収していたことから、人工林の育成だけでなく、よく発達した天然林を保全していくことが重要であり、地球温暖化対策にも大きく貢献できることが明らかになった。
6.参考文献
林野庁監修(1998)林業技術ハンドブック. 全国林業改良普及協会


投稿者:tanaka-fu

化学実験研修(鳥取大学)

2016.08.08

8日から鳥取大学大学院工学研究科を生命科学コースの4人の生徒が訪れています。希望者対象の有機合成化学実験の体験実習です。1608081.jpeg本日は到着が夕刻であったのでオリエンテーションで研修内容を確認しただけですが、何を自分たちがするのかを説明してもらえました。

投稿者:sakabe

ISEF出場 表敬訪問

2016.08.06

8月1日、今年の5月にアメリカアリゾナ州で行われたIntel ISEF2016に出場した生徒が文部科学省に表敬訪問に伺いました。共にISEFで発表した仲間たちとも久々に再開でき、良いひと時を過ごすことができたようです。文部科学大臣はとてもきさくな方で握手して下さったそうです。
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文部科学省の前で仲間たちとともに

投稿者:tanaka-fu

生命科学Labo ー広島大学向島臨海実験所での臨海実習③ー

2016.08.03

8月3日、臨海実習の3日目の午前中は、ウニの発生の様子を観察しました。改めてムラサキウニから卵と精子を採取し、受精させ、定期的に観察し、発生の様子をスケッチしました。細胞分裂を次々と行っていく様子を見ると、生きている実感がわきます。昨日採取したウミホタルについても、顕微鏡上で観察しました。
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午後は昨日調査した砂泥に棲む生物の生息密度を計算し、海に近いところと遠いところで違いがあるかどうかを考察しました。
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さらに、実習で学んだことについてのプレゼンテーションの作成を行いました。
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3日間の研修も、無事終えることが出来ました。普段あまり見ることのない、海の生物について理解を深めることができ、非常に充実した実習でした。3日間、実習指導をしてくださった、広島大学の植木先生並びに田川先生、本当にありがとうございました。
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投稿者:tanaka-fu