第2回SSH科学英語研究会を開催しました
2010.06.26
本校では、「女性の科学技術分野での国際的な活躍を支援できる教育モデルの構築」をめざして、4年間SSH校として研究開発に取り組んできました。
5年目となる平成22年度は、これまでの研究成果を普及するために、「教材・カリキュラム開発」を強化するとともに、「地域の理数学習支援」や「女子生徒の理系進路選択支援」を継続し充実させていきます。
主な計画は次の通りです。
1.教材・カリキュラム開発
①大学と連携した「実験教材開発」
②科学英語のカリキュラム開発と研究会の開催
2.地域の理数学習支援
③SSH研究成果発表会・研究授業の公開
④地域の児童生徒・市民対象の科学教室の開講
3.女子生徒の理系進路選択支援
⑤女子生徒による科学研究発表交流会の開催
「②科学英語のカリキュラム開発と研究会の開催」について、本校の公開授業をもとにして科学英語の充実に向けた第2回科学英語研究会を6月26日(土)に開催しました。
昨年6月、第1回科学英語研究会を開催し、生命倫理に関わるディベートの授業と外国人講師による解剖実習の授業を公開し、研究協議で多くのご助言を賜りました。今年度、昨年の成果をふまえ、2つのタイプのディベート授業を公開しました。
当日は東北・関東や九州の学校からも参加していただき、県外23校・県内13校から50名を超える多数の皆様方に本校の取り組みを紹介することができました。今回の研究会が科学英語をテーマとした各校の今後の取り組みの参考となれば幸いです。研究協議では、ご指導、ご助言を賜り、ありがとうございました。
今後も、本校の取り組みに関心をお寄せいただき、多くの学校や地域の方々との交流の機会を持ちたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
本校では2学期に、「③SSH研究成果発表会・研究授業の公開」、「⑤女子生徒による科学研究発表交流会の開催」を以下の日程で計画しております。ご参加をお待ちしております。
10月29日(金)SSH研究成果発表会 (会場:清心女子高等学校)
10月30日(土)集まれ!理系女子 第2回 女子生徒による科学研究発表交流会
(会場:福山大学社会連携研究推進センター)
第2回科学英語研究会の公開授業①は、
生命科学コースの2年生による英語ディベートを行いました。
小学校の飼育動物に関する調査研究に基づくシナリオディベートで、生徒達が実際に調査し、自分達で論点を考え、英語で原稿を作成したものを、ディベート形式で発表しました。


論題は「We should stop keeping animals as pets in Japanese elementary schools.」
comments from judges
公開授業②は、NELP(Native English Language Program)の1年生によるディベートを行いました。
「豚のいた教室」という映画を視聴し、その内容を踏まえた論題を設定しました。Nativeの教師による指導のもと、自らの主張とは異なる立場に立っても論理に一貫性を持たせ、相手を説得する経験をして、英語によるコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を養うことを主眼としました。



論題は、「Should Seishin Girls’ High School create a program through which students will raise,nurture and ultimately slaughter a pig for meat and other products.」