11月25日、福山大学生命工学部との第3回連携講座が行われました。高校1年生・生命科学コースの生徒が受講しました。今回は、応用生物科学科での講義・実験です。
当日は、次のような日程で行われました。
9:30 清心女子高等学校出発
10:30 福山大学着 28号館会議室へ
10:30~11:15 講義
講義内容:「食品の機能性成分と食品研究」
11:25~12:10 実験講義および実験準備 (ここで3班に分けて説明する)
午後の実験の背景説明と実験準備
13:00~15:30 考える食品・環境実験 18号館2階実験室と33号館研究室
実験内容:3課題
・キャベツサラダにあってロールキャベツにはない機能性成分
・容器から溶出する環境ホルモンの分析
・市販のトマトに付着した農薬の分析
15:30~16:00 ディスカッションタイム (18号館アメニティールーム)
16:00 福山大学出発
17:00 清心女子高等学校着

福山大学生命工学部応用生物科学科の先生方や研究室スタッフの指導により、充実した実験を行うことができました。大変、お世話になりました。
次に実験の様子を紹介します。今回の写真は、すべて生徒達が撮影したものです。
実験①「キャベツサラダにあってロールキャベツにはない機能性成分」
キャベツの葉に含まれる酵素によってホスファチジン酸という物質(脂質の一種)が作られます。このホスファチジン酸が身体にできた傷が直ることに重要 な物質であることが分かってきました。すなわち、キャベツと油で身体の働きを整える働きを持つ物質が作られていることになります。この実験では、キャベツに含まれるこの酵素の性質を調べました。





実験(2)「容器から溶出する環境ホルモンの分析」
プラスチックを作る際によく使われているビスフェノールAは環境ホルモンの疑いがある物質として知られています。そこで、実際にどのくらいの量のビスフェノールAが身の回りにあるのか、高速液体クロマトグラフィーの装置を使っ て測定しました。また、環境ホルモンの分かりやすい説明も受けました。







実験(3)「市販のトマトに付着した農薬の分析」
残留農薬について高い関心が寄せられています。しかし、これまでは農薬分析のためのコスト(必要なお金)が高いため、身近な野菜の残留農薬量をこまめに測ることはなかなか出来ませんでした。最近、免疫抗体というタンパク質を使って農薬を測る新しい方法が開発されました。実験ではこの方法を使って、トマトの残留農薬の量を測りました。また、農薬のポジティブリスト制度についての解説もありました。





投稿者: 山内宏之 日時: 2006年11月25日 19:32|パーマリンク