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2006年8月

第2回 福山大学生命工学部との連携講座 

2006.08.28

8月28日、福山大学生命工学部との第2回連携講座が行われました。高校1年生・生命科学コースの生徒が受講しました。今回は、因島市にある生命工学部附属マリンバイオセンターでの講義・実習です。マリンバイオセンターのHPはこちら↓
http://www.fukuyama-u.ac.jp/life/marine_bio_center/index.html

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学校からバスでマリンバイオセンターに到着

午前中は、2つの講義を受講しました。最初の講義は、海洋生物工学科細胞科学研究室の高村克美先生による、原索動物被嚢類(ホヤ類)の発生についての研究紹介でした。研究のおもしろさ、研究の方法、研究成果として期待できることについて、わかりやすく説明して頂きました。

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ホヤは我々と同じ脊索動物の一員である

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ホヤのゲノムがほぼ解明されている

次の講義は、海洋生物工学科海洋生物育成学研究室の伏見 浩先生による、健康な魚・健全な魚を育てることを課題とした研究の紹介でした。魚の養殖技術の開発や仔魚に与える動物プランクトンを培養する技術の開発についての説明、さらに「科学とは何か?」という問いかけも含めた講義でした。

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科学とは、自然の現象の中にある論理を考えること。そのためには、観察することが大切。目だけでなく様々な感覚を動員して見る能力を磨くことによって、見えるものは違ってくる。

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人工種苗生産の流れ

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ヒラメの発育区分ステージ3

午後は、まずマリンバイオセンター内の水族館を見学し、説明を受けました。

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水族館の入口

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大水槽の前で説明を聴く

水族館の見学後、海洋生物育成学研究室の養魚飼育施設を見学しながら小谷知也先生の説明を聴きました。ヒラメ、マダイ、トラフグ、オニオコゼの仔魚・稚魚を観察できました。

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ヒラメの養殖槽

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それぞれの養殖槽の説明を聴く

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オニオコゼをデジタルカメラで撮影

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養魚飼育棟にはオニオコゼの稚魚の養殖槽が並んでいた。成魚とは異なる姿を観察、デジタルカメラで記録。

養魚飼育施設の見学後は、実験室で実習を行いました。一人に一台ずつ、生物顕微鏡と実体顕微鏡が準備され、ホヤの幼生や卵細胞を生物顕微鏡で、ヒラメの稚魚と動物プランクトンのワムシを実体顕微鏡でじっくりと観察できました。

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免疫染色における固定法の説明

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生物顕微鏡によるホヤの観察

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顕微鏡に見入る生徒たち

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ヒラメの骨格を実体顕微鏡で観察

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動物プランクトンについての説明

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スライドガラスに試料の動物プランクトンを載せるための準備を行う

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実体顕微鏡で動き回る動物プランクトンを観察

マリンバイオセンターの先生方には丁寧にご指導頂き、ありがとうございました。生徒達は海洋生物についての理解を深めるとともに、先生方の研究に対する情熱を感じることができたと思います。
福山大学生命工学部との連携講座は、次回、応用生物科学科での実習が計画されています。

投稿者:yamauchi