
清心のなくてはならない存在になれるように一生懸命頑張りたいと思っています。
120年という長い歴史を持つ清心学園では、キリスト教精神に基づいた教育のもとで将来社会で求められる女性を育成することを目指しています。
清心女子高等学校には2つのコースがあります。
文理コースでは、将来の進路を考えながら自分の興味あることに取り組むことができます。
私自身、文系の生徒ですが、自宅で飼っているカメがきっかけで、生命科学コースの方と一緒に課題研究に参加しています。
もう一方の生命科学コースでは、女性の理科離れが進む中、理系分野で活躍できる人材を育成することに力を入れています。校外学習や実験、課題研究などを通して体験的な教育を受けることができます。
今年度の生徒会は「oxygen」をコンセプトに躍進したいと思っています。
酸素は目には見えないけれど、なくてはならない存在です。
清心でもそんな存在になりたいと思いこのコンセプトにしました。

「心を清くし、愛の人であれ」という校訓をもとに、社会に貢献できる女性の育成を目標としている清心学園。私はこの学園で、友人や個性豊かな先生方と楽しい中学校生活を過ごしています。学校行事や部活動、生徒会活動に取り組み、多くの体験を通して様々なことを学んでいます。また、授業やテストも大変ですが、日々、自分の糧となっていることが実感できます。
私はこの学園で、「革命」というテーマを掲げ、学園をもっと快適で興味深いものにするため、生徒会の仲間と共に毎日思案しています。
私たち生徒会は、先輩方の熱い思いを受け継ぎ、「革命」という言葉を掲げ、清心学園の革命家として、学園をよりよくしていきたいと思いながら活動しています。

上海外語学院文教専科 財団法人中華工商研究所研究員
上廣 尚子さん
私は去年、岡山大学大学院文化科学研究科を卒業し、経済学博士の学位を取得しました。学位論文のタイトルは、「明治期輸出向け花莚生産の展開」です。今は外国製品に押されている藺草製品ですが、岡山県産の花筵には輸出産業として華々しい発展を遂げた時期がありました。
この研究内容について、これまでに3回、清心高校で授業をさせていただきました。母校での授業。私の心境は複雑でした。私のようなものでいいのか、高校時代の私を知っておられる先生方の前で、恥ずかしくない授業ができるまでに成長しただろうか。
正直に言うと、そのような自信はまだありません。私はただがむしゃらに、できることとできないことを分ける余裕も自身に与えず、前を向いて進んできました。私が博士号を取ったということが、どれだけの人に勇気を与えることになるか。
そんな少し大それたことを夢想しながら、次の仕事、中国の大学での授業の準備に追われています。まだしばらく振り返る気はありません。ただ常に、お世話になった人たちへの感謝だけは忘れないようにしたいと思っています。自分の信じた道を真っ直ぐに生きてください。

エッセイスト、フードコラムニスト
平松 洋子さん
朝、バスから降りて時間を気にしながら息を切らして坂を上がっていくと、いつも一番に迎えてくれるのがお御堂の十字架だった。早く教室に入らなくちゃ、と気は焦るのだが、しかし一方で、なにかがほっと癒された。
なだらかな稜線を背景に紺碧と白のコントラストを見せるお御堂の凛としたたたずまいは、卒業後二十年を経った今でも、鮮やかに心の中にある。
大学卒業後、まずアジア各国に足を繁く通い始め、その食文化のありようを考察しながら文章を発表し続けてきた。
異文化の食と暮らしの関係を探求することはつまり自分のありようを深く見つめることから出発しなければならないと知ったのは、書き始めてしばらくたってのことだった。
高校時代、何度となくお御堂の椅子に座ってひとり、思索の時間を過ごした。それは、自分自身を静かに見つめることを学んだ最初の経験だったかもしれない。あの丘の上に流れる清々しい朝の、明るい昼下がりの、そして夕暮れ時のおだやかな空気を、私はときおり宝もののように大切に思い出す。