カスミサンショウウオの雌が繁殖地に現れました。一般的に、カスミサンショウウオでは、寒い2月から3月に雄が繁殖地(溜りの水の中)で雌を待ち、産卵に来た雌と出会って繁殖行動をします。その後、雌は姿を消します。調査で捕獲しやすいのは雄で、雌が見られるのは、繁殖最盛期前の水辺周辺です。今回、12月10日に腹部の大きい(卵をもっている)雌が出てきたということは、ここ1週間で産卵が行われる可能性があることを示しています。


カスミサンショウウオの雄

カスミサンショウウオの雌。腹部が膨らんでいる
投稿者: 秋山繁治 日時: 2011年12月10日 20:20|パーマリンク
« 恩原もこの冬初めての雪景色| トップページ | 読売新聞が、課題研究「市街地近郊に棲むカメの研究」を紹介 »
こんにちは、私は福井大学医学部分子生命化学の藤井と申します。カスミサンショウウオのオスの写真を見ているとアベサンショウウオのように産卵期に見られる尾の肥大充血が見られてとても興味を持ちました。アベサンショウウオは、環境省レッドデータリストによると絶滅危惧種ⅠA(CR)にランクされています。福井県では3地域に生息域があります。医学部のある永平寺町の近くにも生息域があります。今年は、12月25日には何箇所かで産卵していました。卵嚢はやわらかくその表面には独特の縦の筋(溝)が見られます。カスミサンショウウオだと、卵のうの表面はセロハンのような感じで筋や溝は発達していないように思います(滋賀県木之本産カスミサンショウウオの場合)。昨年の12月10日にはメスが産卵場所に来ていたのでここ1週間ほどで産卵するとありましたが、例年12月中に産卵するのでしょうか?アベサンショウウオも12月に産卵します。カスミはもっと遅い?もし卵のうの写真があったら紹介してもらえませんか?みなさんのこれからの活動に声援を送りたいと思います。
投稿者: 藤井豊 |2012年01月03日 00:14