2008年12月29日
雑誌『ひと』の中で、ブタを食べる授業のことを読んだことがある。関連書籍としては、1987年の「ブタまるごといっとう食べる」鳥山敏子著、2004年の「いのちの食べ方」森達也著がでています。
この映画は 1990~93年に大阪の小学校で実際に行われた実話をもとにしたもので、映画では、小学校6年生の担任が「大きくなったらみんなで食べよう」と教室に子ブタを連れてきたところから始まる。子どもたちが“Pちゃん”と名付けて世話をする過程でペットとして愛情を抱いてしまい、最後に卒業式をまじかに控えた段階でPちゃんを「食べるか、食べないか」でディベートする。「下級生(3年生)に面倒をみてもらう」か、「食肉センターに送る」か
で、クラスは真っ二つ。最後に担任が決めることになるという展開・・・・。「命の大切さ」や「食」についてなるべく子どもたちに考えさせるという一貫した姿勢で描かれている。
先月、「闇の子供たち」を見に久しぶりに映画館に行って、偶然パンフットを手にした映画で、生物の教師として、「生命」のことを再考するよいきっかけになった。
授業で、生徒にもすすめましたが、何人が見に行ってくれているかな。

投稿者: 秋山繁治 日時: 17:40|パーマリンク |コメント (0)
2008年12月24日
オオイタサンショウウオが12月21日に2対、12月23日に1対、産卵しました。卵から飼育した雌5匹、雄2匹の条件で、水槽中に陸地と浅い溜りをつくり、産卵床(ベニヤに竹ひごを挿したもの)を水の中に置いた条件です。あと、産んでないのは2匹です。産卵床の下に現在雄2匹、雌1匹(卵を持ったもの)が潜んでいます。陸上にはもう一匹の産んでない雌が離れて隠れています。明日から不在ですが、暗視ビデオを設置しました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:19|パーマリンク |コメント (0)
2008年12月22日
11月4日イリノイ州シカゴのグランドパークに20万人を超える支持者の前で、オバマ氏は演説「アメリカに変化は訪れた(Change Has Come to America )」を行った(以下は、その冒頭の部分)。高校生の頃、岩波新書でキング牧師の「自由への大いなる歩み」を読んだときのことを思い出した。高校の英語の教科書で、キング牧師の「私には夢がある(I have a dream)」が掲載されているが、あれから45年が経過した。人権、経済、教育、環境問題など世界的な規模で困窮し、急速に変化しなければならない時代だからこそ、誕生した大統領だと思う。日本では、どのような変化がこれから起こるのだろうか。
Hello,Chicago.
If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible,Who still wonders if the dream of our founders is alive in our time,Who still questions the power of our democracy,tonight is your answer.
It's the answer spoken by young and old,rich and poor,Democrat and Republican,black,White,Hispanic,Asian,Native American,gay,straight,disabled and not disabled. Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states.We are,and always will be,the United States of America.
It's the answer that led those who've been told for so long by so many to be cynical and fearful and doubtful about what we can achieve to put their hands on the arc of history and bend it once more toward the hope of a better day.It's been a long time coming,but tonight,because of what we did on this date in this election at this definlng moment,Change has come to America.
投稿者: 秋山繁治 日時: 15:28|パーマリンク |コメント (0)
2008年12月18日
国連大学のRCEニュース(RCE Bulletin)第2号に、RCE岡山でESD活動に参加している清心女子高等学校の女性の理系研究者を育てるプロジェクト(ボルネオ海外研修)が紹介されています。

投稿者: 秋山繁治 日時: 09:38|パーマリンク |コメント (0)
2008年12月02日
今日は比較解剖学を研究している大学院生が動物の骨格を持参して来られた。最初は、ネコ、イヌ、クマ、シカの骨格(バラバラにしたもの)をヒトの骨格標本を参考にして並べるという作業に取り組んだ。後で、動物の骨格を比較して、共通性や特徴を学んだ。


まず、人間の骨格模型の説明

クマの骨格を並べる作業開始

ネコの骨格を並べてみると・・

骨格の特徴の説明
投稿者: 秋山繁治 日時: 19:48|パーマリンク |コメント (0)
2008年12月01日
津田良夫 (国立感染症研究所昆虫医科学部媒介生態室) の二枚目のプリントの内容は以下です。
⑫蚊が病気を伝搬する仕組み
蚊が媒介する病原体は大きく2種類に分けられる。ひとつは、蚊によって体内にとりこまれてから、蚊の体内で増殖して病原体の数が増えるもの(ウイルスや原虫などmicro parasiteと呼ばれる)、もうひとつは、蚊の体内に取り込まれてから発育するだけで増殖しないもの(フィラリアなどmacro parasiteと呼ばれる)。
病原体は、蚊にとっては外界から入り込んでくる異物なので、これを防ぐ(排除する)ための仕組みを蚊は持っている。その仕組みを回避して蚊の体内で発育したり、増殖したりできるようになった病原体だけが、蚊によって媒介される。病気によって媒介する蚊の種類は異なり、多くの病気では媒介する蚊の種類は限られている。ある種類の蚊の体内で病原体がどの程度うまく発育や増殖ができるかは遺伝的に決まっており、病原体に対する感受性と呼ばれている。
吸血によって血液とともに病原体が蚊の消化管内に取り込まれる。(蚊など昆虫は開放血管系である。哺乳類のような血管はなくて、体全体が血液で満たされている。)消化管内に取り込まれた病原体は、消化管の壁を通過して細胞や蚊の体液(血液のこと)に侵入する。その後、発育や増殖に適した組織や細胞に入り込こむ。蚊の体内で発育を完了した病原体や体内で増殖した病原体は、蚊の唾液腺(唾液を作り、吸血の時に分泌する組織)に移動する。病原体は唾液腺の内部に入り込んで、蚊が吸血するときに唾液とともに吸血されている動物の血管に注入される。
病原体が、蚊の体内に取り込まれてから唾液腺に達するまでおおよそ10日から2週間かかる。この間に蚊が死んでしまえば病気をうつすことはできない。
⑭蚊の病気伝搬力を決めている性質
(1)病原体に対する感受性: 病原体の発育や増殖に適した種類ほど度伝搬力は大きい。
(2)蚊の生息密度(刺される程度): 蚊がたくさんいるほど伝搬力は大きい。
(3)人を吸血する性質の強さ(人嗜好性): 人の病気の場合、人をよく吸血する種類ほど伝搬力は大きい。
(4)寿命: 寿命が長い種類ほど伝搬力は大きい。
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:55|パーマリンク |コメント (0)
12月1日(月)の津田良夫 (国立感染症研究所昆虫医科学部媒介生態室) の講演前に、生徒が予習しておくように与えられた課題は、「蚊の基礎知識」のプリントを自習習しておくこと!!一枚目のプリントの内容は以下です。
①蚊の種類:
世界中で約3,200種。日本には約130種が生息している。37の属に分類されているが、その中でイエカ属、ヤブカ属、ハマダラカ属の蚊に病気を伝搬する種類が多く、医学的に重要なグループになっている。
②蚊の生活史
蚊は卵、幼虫、蛹、成虫の発育段階を持つ昆虫である。(完全変態)
③卵
多くの種類では産卵後2~3日でふ化する。ヤブカの仲間には、卵が乾燥すると1ヶ月ぐらい孵化せずに生き続けることができ、雨が降って水位が上がって卵が水につかると一斉に孵化する種類が多く知られている。
④幼虫の発育
夏なら約10日で成虫まで育つ。
⑤吸血
雌が卵を作るために血液を利用する。雌だけが吸血し、雄は花の蜜などを利用している。
⑥吸血嗜好性(好き嫌い)
蚊が吸血する動物は種類によっていろいろ。人を吸血しない種類もたくさんいる。吸血源になっている動物群には、魚(トビハゼのなかま)、カエル、ヘビ、カメ、野鳥(カラス、スズメ、メジロ、ツバメ、ペンギン、フクロウなど)、哺乳動物(ウシ、ウマ、ブタ、ネズミ、イヌ、サル、人など)
⑦産卵
吸血すると3日ほどで卵が完成する。卵を水面に産む種類と壁面の水際に産む種類に分かれる。水面に産む種類には卵を塊で産む種類と1卵ずつばらばらに産む種類がいる。壁面に産む種類は1卵ずつ産みつける。一度産卵すると、再び吸血して卵を作り産卵する。このように5日から1週間ほどのサイクルで、死亡するまで吸血と産卵を繰り返す。
⑧寿命
雄の方が短命で10日から2週間がふつう。雌は飼育条件では平均1ヶ月ぐらい生きる。野外での寿命はよくわかっていない。
⑨移動
雌は吸血のために飛び回る。一生の間に飛び回る範囲は種類によって異なる。藪などに潜んでいる種類は数百メーター、水田で発生して牛や豚など家畜から吸血する種類では数キロの範囲を飛び回る。
⑩吸血行動
大きく分けるとふたつ。動物が近づくのを待ち伏せて吸血する型(待ち伏せ型)と積極的に飛び回って動物を見つけ吸血する型(探索型)がある。
⑪発生源
種類によって発生する水域が異なる。空きカンや竹の切り株にたまった水のように小さな溜まり水から、水田や池・沼・川など大きな水域までいろいろな水たまりを利用する。