2008年10月31日

清心女子高等学校SSH成果発表会・公開授業(生物Ⅰ)

生物は、イモリの卵の結紮実験を中心に扱った授業を公開した。イモリの生態の説明→ビデオ教材→幼生や胚の観察→結紮実験の順に授業を展開した。多くの中学校や高校の先生方に参観していただいた。

【教材観】
 動物の発生は、「生殖」の結果として、次代の成体になっていく過程であり、その生物を本当の意味で理解するには、その種の特徴を理解する必要がある。発生を観察する教材として多くの教科書がカエルを扱っているが、ここでは発生学史上の有名な実験の多くがイモリの仲間を使ってなされていることと、環境教育の視点(有尾類の保護が問題になっている)を考慮して、アカハライモリを利用することにした。胚の観察だけでなく、シュペーマンの実験の一部を体験することによって、歴史的な実験への親しみを喚起することを目指した。アカハライモリでは、成体を殺傷して精巣を摘出することなく、雌個体へのホルモンによる産卵誘発だけで受精卵が得られ、また、管理の仕方によれば年間を通して利用できるので、発生の実験材料として優れていると考えられる。

【生徒の実態】
2006年から、医学・薬学・理学・農学系(生命科学関連分野)への進学を支援する「生命科学コース」を設定した。対象生徒は、生命科学コースとしての3回目の入学生(高校1年生)である。生物学への興味関心が高い集団であるが、実体顕微鏡による観察は今回で二回目で、技術は未熟な状態である。

【指導の留意点】
イモリの胚を観察に利用するという視点だけでなく、岡山県内の繁殖地での調査映像などを使って、その生物の種としての特徴や生態を意識させるように工夫した。

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最初にイモリの野外での生態や繁殖様式を説明

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まず、発生の過程をビデオで確認

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タイムラプスで記録した自作ビデオ教材

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実体顕微鏡で幼生や胚を観察

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イモリ胚を縛る実験


投稿者: 秋山繁治 日時: 20:08|コメント (0)

2008年10月30日

「ジュニア農芸化学会2009」の高校生発表についての情報

【日時】 2009年3月28日(土)13時-15時
【場所】 日本農芸化学会2009年度大会展示会場
  「福岡マリンメッセ」  http://www.marinemesse.or.jp/messe 
  〒812-0031 福岡市博多区沖浜町7-1
  TEL.092-262-3111 FAX.092-262-8855
【応募資格】 高等学校生徒
  (例:高等学校:化学クラブ・生物クラブ・生活科学クラブ,農業・園芸関係高等学校ほか)
  ただし,指導の先生も参加可能であること。
【研究分野】 化学,生物,環境およびそれに関連した科学研究一般

キーワード:環境,エコシステム,ビオトープ,森林,生命,ゲノム,昆虫,植物,動物,微生物,細胞,酵素,発酵,食品,天然物, 環境ホルモン,他

【発表形式】 ポスター (A0版以内またはA4用紙16枚程度;ボードは横 90 cm ×縦 210 cm)
  研究成果や現在行っている研究内容等,ポスターの横で訪れた研究者達に発表していただきます。
  ※ 優秀な発表には,ポスター賞を贈呈します。
【参加費】 無料

投稿者: 秋山繁治 日時: 10:29|コメント (0)

2008年10月27日

「川の全国シンポジウム-淀川からの発信-」

詳細、申込みについては、下記のHPをご覧下さい。
http://kawasympo.s294.xrea.com/
●開催趣旨
 河川法が改正されて10年余が経ちました。
淀川での、改正河川法の趣旨を活かした河川整備の実現を目指した活動
を全国の大きな流れにしたい。そのための発信をするシンポジウムです。
●開催日:平成20年11月2日(日)~3日(月・祝)
●会 場:京都大学 百周年時計台記念館
●スケジュール
 11月2日(日)10時開始
 ○基調講演 河川法改正の意義  龍谷大学法科大学院教授 寺田武彦
         広域行政の必要性  PHP総合研究所代表取締役社長 江口克彦
○淀川水系流域委員会からの発信
 ○パネルディスカッション:淀川水系流域委員会の実態
 ○特別講演    京都府知事 山田啓二   滋賀県知事 嘉田由紀子
 ○特別出演    UNEP親善大使 加藤登紀子
 11月3日(月・祝)
 ○講演&インタビュー 前原誠司(民)+穀田恵二(共)+各政党代表者(依頼中)
 ○特別報告    全国における流域委員会の実態
            水制度改革国民会議について
 ○出席者からの発信  
 ○総括報告     実行委員会委員長 川那部浩哉
 ○京都宣言

◆●プレ企画 日時:すべて、11月1日(土)●◆
●丹生ダム計画地見学ツアー
「見えない現場。行って見なけりゃわからない。」
○開催日: 2008年11月1日(土曜日) JR余呉10時10分集合、17時JR長浜解散
○参加費 :一般3,000円 学生2000円(昼食、バス代、現地の方への謝金を含む)
○定員人数:20名(先着申込順、定員になり次第、受付終了致します)
○ 問い合わせhttp://kawasympo.s294.xrea.com/

●近木川ワークショップ
  ~お~ぃ!やんちゃくれぇ!~
「水質調査で過去に2度ワースト1を記録した近木川を通して、
これからの川と人とのより付き合いとは何かを一緒に考えてみませんか?」
○とき :10:00~15:00
○ところ:近木川周辺
○参加費:1000円
○定員 :15名(申し込みが必要です)
○申し込み・お問い合わせ:http://kawasympo.s294.xrea.com/
 
●淀川カヌー体験
「カヌーで淀川へ漕ぎ出そう! & 河原の石でストーンペインティング~」
○ 開催日 :2008年11月1日(土曜日) 11:00~15:00の間 (いつでもどうぞ)
○ 場所:淀川河川公園枚方地区多自然池西側 (京阪枚方市駅下車徒歩10分)
○ 費用:500円(カヌー道具・保険代等実費負担分)
○ 申込・問い合わせ先 http://kawasympo.s294.xrea.com/

●京都サイクリングツアー ~次世代に美しい川を引き継ごう!~
○開催日:2008年11月1日(土)13時~17時
○集合:京都駅サイクルターミナル集合13時 
○費用 2,000円(レンタサイクル代、ガイド代、傷害保険、消費税込み)
○申込み 電話 075-354-3636(受付時間9:00~19:00)

●前夜祭 「川の全国シンポ前夜祭!つながりたい、発信したい若者、集え!」
○ 開催日:2008年11月1日(土曜日) 19:00~21:00
○ ところ:京都大学吉田生協
○ 参加費:2000円
○ 定員 :100名程度(申し込みが必要です)
○ 申し込み・お問い合わせ http://kawasympo.s294.xrea.com/

投稿者: 秋山繁治 日時: 20:18|コメント (0)

秋のアカハライモリ

県北はずいぶん寒くなって、ウルシも真っ赤に紅葉する季節になった。10月31日のSSH成果発表会の研究授業で”アカハライモリの胚”を使った実験をするので、アカハライモリ採取に挑戦した。なかなか見つからなかったが、なんとか実験に必要な数だけ確保した。気になったのは、アスファルトの道路上に自動車に轢かれた個体を複数確認したこと・・・・。この季節にも陸上をかなり移動していることが推測される。

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全く動きがないイモリたち

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自動車に轢かれたイモリ

投稿者: 秋山繁治 日時: 17:31|コメント (0)

2008年10月26日

2008年度爬虫両棲類学会 2A07講演要旨

広島県に残されたダルマガエル3集団の遺伝的特徴

小泉雄紀(広島国際学院大・工・バイオ)・内藤順一(広島県立祇園北高校)・秋山繁治(清心女子高校)・藤谷武史(東山動物園)・佐々木健(広島国際学院大・工・バイオ)・三浦郁夫(広島大・院理・両生類研)
Genetic characterization of the three populations of the endangered Daruma Pond Frog, Rana porosa brevipoda, remained in Hiroshima Prefecture
Yuki Koizumi, Jun-ichi Naitou, Shigeharu Akiyama, Takeshi Fujitani, Ken Sasaki and Ikuo Miura

 広島県のダルマガエルについて現在確認されている集団はわずか3集団にすぎない。いずれも、個体数が少なく近交弱勢が懸念され3集団間の相互交配も検討されている。
 本研究ではこれら3集団の遺伝的特徴を明らかにする目的で、核由来のSOX3遺伝子、ミトコンドリア由来のCytochrome b遺伝子およびD-loop領域について塩基配列を決定し、3集団同士および他県の集団と比較した。比較には岡山県(瀬戸町)、愛知県(師勝町)の集団および茨城県(潮来市)のトウキョウダルマガエルと広島県(吉舎町)のトノサマガエルを用いた。
 その結果、SOX3とcyt bに関しては広島3集団と岡山集団の間に大きな違いは見られなかった。D-loop領域に関してはその反復領域における反復単位の塩基配列と繰り返しパターンに注目した。まず、反復単位は2種類に大別でき、これをタイプA、タイプBとした。広島3集団および岡山の集団ではタイプA、Bともに塩基配列の違いはなかった。一方、愛知の集団には両タイプに加え、タイプAの1塩基欠失型が見られた。トウキョウダルマガエルに関してはA、B両タイプともに変異型のみで、トノサマガエルではタイプBの変異型4種類のみが見られた。反復単位の繰り返し数に関して広島と岡山の集団を比べた場合、安田集団ではタイプBの繰り返し数が多く、岡山ではタイプAの繰り返し数が多いことがわかった。以上の結果、広島3集団は基本的に岡山集団と遺伝的に極めて近いと考えられるが、D-loop領域の反復単位の繰り返し数に違いを確認した。

投稿者: 秋山繁治 日時: 19:29|コメント (0)

2008年10月25日

10月31日のSSH成果発表会の公開授業の準備

アフリカツメガエルでの授業を考えていたが、結局はいつもつかっているアカハライモリを使った発生の実験になりそうに思えてきた。シュぺーマンのやった形成体の実験をアフリカツメガエルを使って体験させることを目指したが、あまりに準備が進まず無謀な気がしてきたので、今回は無難にアカハライモリ胚を用いた「胚の結紮実験」を紹介させていただこうと考えている。アフリカツメガエルの胚移植の結果だけ紹介させていただくと、胞胚の移植で以下のようになる。

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正常胚

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移植した胚(その1)

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移植した胚(その2)

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別の方法で作成した二次胚

投稿者: 秋山繁治 日時: 18:15|コメント (0)

2008年10月24日

1999年からの学校飼育動物レポートを公開

学校飼育動物の1999年からの生徒の調査記録を以下のHPで公開しました。
生徒の課題として実施してきたので、1999年は、HTML形式にするところまでがおこなっていたのですが、レポートの提出だけになっていた時期もあり、すべてのデータを公開できる状況ではありませんが、整理できたものだけを掲載しています。2007年度から、課題の与え方や方法を見直したので、徐々に充実させてることができると考えています。2007年度は、岡山県下の小学校、中学校にアンケートも実施させていただいたので、その結果も公開させていただく予定です。

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清心女子高等学校学校飼育動物レポート
http://www.nd-seishin.ac.jp/breed/

投稿者: 秋山繁治 日時: 08:27|コメント (0)

2008年10月14日

授業「生命」 メディア・リテラシーの学習(その1) 講師:乙竹文子

メディアリテラシーとは何かから説明していただいた。メディアリテラシーを「メディア社会で生きるための力」と定義すると、①メディアを主体的に読み解く力、②メディアにアクセスし、活用する能力、③コミュニケーション能力が必要になる。NHK子どもニュースのメディア・リテラシーについてわかりやすく紹介した番組を見てから、具体的なニュース(女子学生殺人事件)や政治答弁の報道の分析などを行った。

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NHK子どもニュースから

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総理の答弁の放送を分析

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ニュース報道が使える価値観とは?

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メディア・リテラシーとは何か?


投稿者: 秋山繁治 日時: 19:22|コメント (0)

2008年10月11日

西表野生生物保護センター

9日の夜に、琉球大学でイリオモテヤマネコの研究を中西先生に話をしていただいた。今回は、西表のいろいろな生物についての情報を公開している野生生物保護センターを訪問した。クイズラリーをしながら、楽しく学習ができた。イリオモテヤマネコの生息確認情報や交通事故の情報なども地図上にプロットした形で紹介されていた。2008年度に発生したイリオモテヤマネコの交通事故は3件ということだ。

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イリオモテヤマネコの情報公開

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保護されているイリオモテヤマネコの映像

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イリオモテヤマネコの生態の説明

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事故死したイリオモテヤマネコの剥製

※ イリオモテヤマネコについてのQandA

質問① イリオモテヤマネコのメスが交通事故き遭いやすい季節はいつか?
質問② イリオモテヤマネコの餌にもなっている大型のトカゲの名前はなにか?
質問③ イリオモテヤマネコの交通事故を防ぐために作られた道路の下にあるトンネルは何というか?
質問④ 怪我をしているイリオモテヤマネコを見つけたらどこに連絡するか?

答えは、次に・・・・。

質問① 夏(子育ての時期)
質問② キシノウエトカゲ
質問③ アンダーパス または カルバート
質問④ 野生生物保護センター

投稿者: 秋山繁治 日時: 20:33|コメント (0)

2008年度 沖縄研修・自然環境コース(第4日)星砂の浜

最終日で大原港から石垣島へ移動する前に、「星砂の浜」と「西表野生生物保護センター」に立ち寄った。星砂の浜では、短い時間しか滞在できなかったが、西表の砂(有孔虫の残骸でできた砂)と岡山県の砂(花崗岩が風化してできた砂)を比較してもらった。

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星砂の浜

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星砂(有穴虫)の観察

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砂の粒を細かくみると”星型”

※ 星砂
星砂(star sand)は星の形の粒子からなる砂状の海洋性堆積物である。星砂は有孔虫の殻が堆積したもので、岩石が風化してできる通常の砂とは異なる。有孔虫は単細胞生物としては大型で、肉眼で見える大きさで、死ぬと原形質が分解され、殻のみが残存して堆積する。殻の形が星や太陽を思わせる形をしているため、鑑賞の対象として愛好されている。

投稿者: 秋山繁治 日時: 20:12|コメント (0)

2008年10月10日

サンゴ礁の観察

午後はバラス島を離れて、テーブルサンゴを見ることができるポイントにおろしてもらって、海の中のいろいろな動植物を観察した。沖縄本島近辺の海では、「サンゴの白化現象」が話題になっているが、西表の海でも観察できた。沖縄本島ほど大きな問題にはならないレベルだということだ。まだまだ、西表の自然は素晴らしい・・・。その美しい自然を大切にしたい場所である。

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いろいろな魚

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サンゴ礁

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すぐ近くに魚が・・・・

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サンゴの白化が見られる


投稿者: 秋山繁治 日時: 18:53|コメント (0)

2008年度 沖縄研修・自然環境コース(第3日)バラス島

サンゴ礁で、シュノーケルで海の生物を観察した。はじめての生徒は、呼吸の仕方が難しいようだ。練習すると慣れてきて、海の中を自由に散策していた。

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サンゴの残骸が集まったバラス島

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まずはシュノーケリングを学ぶ

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サンゴと魚を観察


投稿者: 秋山繁治 日時: 17:42|コメント (0)

西表島の宿泊先への訪問者

毎年、よくお目にかかるのが、セマルハコガメとホオグロヤモリである。ホオグロヤモリは、「チッチッチ」とよく通る声で鳴く。

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宿舎に入ってきたセマルハコガメ

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部屋を這っていたホオグロヤモリ


投稿者: 秋山繁治 日時: 08:32|コメント (0)

2008年10月09日

ピナイサーラの滝から

まず、ヒナイ川から徒歩でピナイサーラの滝の上に行った。その途中で、サキシマスオウや白アリの巣、炭鉱があった話などを聞いた。天気もよく、滝の上から、遠くまで見渡すことができた。明日、シュノーケルをすることになっているバラス島や、ドラマ「瑠璃の島」の舞台となった鳩間島も見つけることができた。昼食を取ってから山を下り、滝壺に向かった。冷たい水につかって、疲れを癒した。

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ピナイサーラ滝の上

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バラス島、鳩間島が見える

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ピナイサーラ滝の滝壺

※ 土曜ドラマ「瑠璃の島」(日本テレビ:2005年4月から6月)
人口49人、子供の数1人。日本の南の果て、島を一周するのに1時間もかからない小さな孤島・鳩海島。沖縄・八重山諸島の端っこにあるこの島は、病院も、警察も、銀行も、コンビニさえも無いけれど、珊瑚礁に囲まれ、ハイビスカスが咲き乱れる美しい島。島唯一の小学校が廃校になるかもしれないという話から始まる。鳩海島ただ一人の小学生に通う”瑠璃”が主人公。先日亡くなられた緒形拳さんも出演されていました。

投稿者: 秋山繁治 日時: 23:58|コメント (0)

ヒナイ川流域のマングローブ

マングローブ植物は、種類によって生育する環境が異なる。ヒナイ川から上流に向けてシーカヤックで漕ぎながらマングローブ林を眺めていくと、一番下流の船浦湾に沿って生息するのがヤエヤマヒルギ、そして、上流に向けて、メヒルギ(あまり多くない)、そして、赤紫色の花をつけたオヒルギが群生している。ピナイサーラの滝まで行く道の近辺の湿地にはサキシマスオウ(板根が特徴)の大木を見ることができる。

●ヤエヤマヒルギ
高さ10m以上にもなる常緑高木で、白い花をつける。河口や汽水域に生育する。たくさんのタコ足状の支柱根が特徴である。

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群生するヤエヤマヒルギ

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ヤエヤマヒルギの花

●メヒルギ
高さは7~8m程度である。幹は直立ししている。幹の周囲に呼吸根として板根を持ち、干潟の泥地に安定して株立ちする。花期は初夏。オヒルギに対してメヒルギと呼ばれるのは、本種の胎生種子が、オヒルギよりも細く女性的であることに由来する。

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メヒルギ

●オヒルギ
高さは10mまで成長する。花期は晩春から夏。直径3cm程度の花をつける。花でよく目立つ部分は萼であり、赤色をしている。胎生種子はメヒルギより太く、先端に向けて次第に細くなっている。胎生種子のピークは9月で、顎の内側から先端の芽ごと抜け落ち、海流散布により分布を広げる。

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群生するオヒルギ

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オヒルギの花

●サキシマスオウ
立派な板根(1mを越えるものもある)が特徴で、この板根を切り出してそのまま船の舵として使用したという歴史がある。高さは2mくらいになる例もある。

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サキシマスオウ

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サキシマスオウの板根


投稿者: 秋山繁治 日時: 23:30|コメント (0)

2008年度 沖縄研修・自然環境コース(第2日)ヒナイ川流域

ヒナイ川の上流までカヤックまでカヤックで行き、ピナイサーラ滝の上まで登山した。干潮の砂浜で動物を観察した。

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砂浜を散策

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動物に目を向けると

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シジミの仲間・・・でかい。

ヤエヤマヒルギシジミ(シジミ科) :別名ヤエヤマシレナシジミ。殻長10cmに達する巨大なシジミ。マングローブ帯の潮間帯に生息する。泥に潜らず、干潮時のマングローブ林に無造作に転がっていることが多い。西表で普通にみられ、食用になる。

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マングローブの落ち葉を食べて生息するウミニナ

キバウミニナ(フトヘナタリ科):殻高10~12cm。殻は円錐形で、殻色は茶褐色~暗茶褐色である。マングローブの根の周囲の泥上に群生して生息している。

投稿者: 秋山繁治 日時: 23:19|コメント (0)

2008年10月08日

2008年度 沖縄研修・自然環境コース(第1日)研究者講演

夕食後、国立大学法人琉球大学理工学研究科COE研究員 の中西希さんにイリオモテヤマネコの研究について話していただいた。イリオモテヤマネコの寿命は、自然死と判断した個体20匹から判断して、4.9±3.0歳で、最高は11歳であったこのなど、その生態についてこれまでの観察からの結果を説明していただいた。

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食堂で、講義を聞いている生徒

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雄が定住を開始する年齢

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イリオモテヤマネコの一生


投稿者: 秋山繁治 日時: 21:43|コメント (0)

2008年度 沖縄研修・自然環境コース(第1日)石垣白保海岸

朝、岡山空港を出発して、那覇経由で石垣島に到着した。石垣港から西表島へ船で渡るが、時間に余裕があったので、白保海岸に立ち寄った。かつて新石垣空港の建設予定になり、自然環境を破壊するということで、反対運動があった場所だ。夏も終わり、人影はほとんどなかった。干潮だったので、広大な海岸を自由に歩くことができた。

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沖に向けての眺望

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散策する生徒の姿

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溜りには小さな魚やカニが・・

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・・・ヒバリガイかな?


投稿者: 秋山繁治 日時: 20:54|コメント (0)

2008年10月07日

A letter to Seishin students

昨年、英語による研究者の講義を生命科学コース高校2年生を対象に実施しましたが、講師のSiu-Shan (Suzanne) Makさんからメールをいただきました。

Dear students in Seishin,

In November 2007, through the ‘Science Dialogue’ organised by JSPS’s Ms. Yamanaka, I gave you your first scientific lecture in English. I was particularly impressed by your curiosity throughout my lecture. Since curiosity is the fundamental motivation for doing experiments as a researcher, I am pleased to think that you have the potential to be scientists.

While you are studying in a super-science high school, I suppose that you are interested in acquiring scientific knowledge. Yet, it does not necessarily mean that you can be a good scientist in the future. It is not enough that you are only good at studying and following instructions from the teachers. To find out if you have the qualities to be a good scientist, here are some questions that you should ask yourself:

1. Are you self-motivated in your study?
2. Are you curious about what is going on and how things happen?
3. Can you think logically, independently and objectively?
4. Can you be honest and respectful to facts, no matter whether they are beneficial to or adverse against you?
5. Are you open-minded and full of imagination?
6. Do you have enough confidence in your thinking to openly discuss and if necessary, disagree with anyone regardless with his or her position?
7. Last but not least, are you good at learning from your failure?

If you have already possessed all of the qualities listed above, (Congratulations!) you will become a very good scientist. Fortunately, if you could only answer a few ‘yeses’ to the above questions, you can keep them in mind and train yourself to acquire these skills in the future. In any case, if you really want to be a good scientist, do not give up!

Best wishes,
Siu-Shan (Suzanne) Mak (PhD., JSPS fellow 2007-09)

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英語による講義の様子

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実際に初期胚を観察

投稿者: 秋山繁治 日時: 20:03|コメント (0)

2008年10月03日

清心女子高等学校SSH研究成果発表会のご案内

期日 平成20年10月31日(金)~11月1日(土)

会場 ノートルダム清心学園清心女子高等学校
    岡山県倉敷市二子1200 (JR中庄駅よりJRバス・タクシーで8分)

日程 
10月31日(金)
  13:30~      受 付
  13:55~14:40 生命科学コース公開授業①
  14:50~15:35 生命科学コース公開授業②
  15:40~16:10 研究協議

11月 1日(土)
   9:00~      受 付
   9:40~11:20 生命科学コース公開授業③
  11:30~12:30 記念講演 『理系に行こう』
              講師 治部眞里氏(独立行政法人科学技術振興機構)
  13:10~13:30 SSH事業概要説明
  13:30~15:00 生徒課題研究発表
  15:00       閉  会

【具体的な内容】
生命科学コース公開授業(①②は10月31日,③は11月1日)
  ① 13:55~14:40 
      1年生 生物Ⅰ「両生類の発生」(高校特別教室棟1階 生物教室)
      2年生 化学Ⅰ「有機化合物の性質」(高校特別教室棟1階 化学教室 )
  ② 14:50~15:35
      1年生 実践英語「科学英語」(会議室棟2階 第1会議室)
      2年生 化学Ⅰ「有機化合物の性質」(①より継続)
  ③  9:40~11:20
      1年生 「発生学」(会議室棟2階 第1会議室)
      講師 Raj Ladher氏
      (発生・再生科学総合研究センター感覚器官発生研究チーム)

生徒課題研究発表(11月1日)13:30~15:00
  ・森林のCO2吸収量の推定(生命科学コース1年生)
  ・微小磁石の配列(文理コース2年生・数理科学グループ)
  ・イオン液体中でのエステル化反応(生命科学コース2年生・化学グループ)
  ・生物リズムの研究(生命科学コース2年生・時間生物学グループ)
  ・サンショウウオの人工繁殖(生命科学コース3年生・発生生物学グループ)

投稿者: 秋山繁治 日時: 23:16|コメント (0)

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