2008年01月31日
2月1日に、岡山県内の全小学校・中学校に「学校飼育動物」についてのアンケートを発送させていただく計画です。以下は、アンケートに同封した依頼文です。
学校飼育動物に関するアンケートのお願いについて
晩冬の候、貴方様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は、本学園の教育活動に関し、ご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、本校は平成18年度より22年度まで5年間にわたり文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール」(以下「SSH」と言う。)の指定を受け、女性の科学技術分野での活躍を支援できる女子校での教育モデルの構築を研究課題と定め、取り組みを進めています。その研究開発課題の一つに「生命」を科学的に捉える視点の育成があります。
昨今、青少年が命を軽視することが問題になっており、そうした状況下で、学校飼育動物が見直されています。幼少時から動物を愛して、庇いながら育てる体験の重要性を国も奨励しています。しかし、岡山県では、全県的な学校飼育動物についての調査が実施されておらず、現状が把握できておりません。
そこで、今回、生徒の総合的な学習の一環として、県下の小・中学校にアンケート調査をさせていただくことになりました。アンケート項目は、日本獣医師会のものを参考にして、生徒の意見を取り入れて作成いたしました。
回答は、学校飼育動物に中心的に関わっている先生にお願いいたします。また、アンケート結果については、後日データを提供させていただきたいと考えております。
年度末のお忙しいところ、お手数をおかけいたしますが、ご協力の程よろしくお願いいたします。
高校1年生の生徒が実際に、貴校に学校飼育動物の調査に伺い、ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
尚、経費については岡山ESDプロジェクト推進委員会からも助成を受けていることを申し添えます。
問合せ先
清心女子高等学校 生命科学コース主任 秋山繁治
〒701-0195 岡山県倉敷市二子1200 電話 086-462-1661 FAX 086-463-0223
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:56|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月29日
朝、起きると雪景色・・。先週の月曜日に8年ぶりの2cmの積雪との報道があったばかり、今度は11年ぶりの3cmというが、岡山でこそ話題になる積雪量なのだと思う。12月末に北陸・金沢に行ったとき、雷と一緒に氷が降ってきたのに驚いたが、普通の出来事らしい。今の時期にしても岡山の風景とまったく違うと推測される。”晴れの国”岡山は、年中、気候が穏やかで、過ごしやすい地域だと再認識した。
投稿者: 秋山繁治 日時: 11:11|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月26日
今年もオオイタサンショウウオの産卵期が到来した。教室の水槽で産卵が始まったことで判断している。雌5匹、雄2匹を入れた水槽で、今朝、産卵を確認した。雌は4年目(2004年生まれ)になる個体で、5匹中4匹が産卵していた。


水中のミズゴケの中にも産卵

まだゼリーが膨潤していない
投稿者: 秋山繁治 日時: 08:56|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月22日
製薬科学の研究者の立場で話していただいた。
「人間の体は本来病気になったときに病気と闘うようになっている。薬は、人間の身体が病気を克服し、もとの健康をとりもどそうとするのを助ける物質である。」をベースにして、”薬”について「素材」、「働き方」、「作られ認可されるまでのプロセス」、「アスピリンからタミフルまで具体例」などについて説明された。


医薬品の素材はどのようなものか

薬はどこにどのように働くか

創薬のプロセス

インフルエンザの治療薬とは?
【生徒の感想】
私はアトピーなので薬は幼少の頃から使い続けており、かゆみを和らげるために本当にお世話になっています。それ以外にも、風邪を引いたときや腹痛などの時によく服用している「薬」のお話だったので、とても身近に思え興味を持ちました。
私達はよく勘違いをしているのですが、「薬」は病気を治すものではなく、健康を取り戻すのを助ける物質だということです。やはり病気は、自分が治そうと思わなければ治りません。また最近、薬害に関するニュースを新聞でよく目にします。薬は副作用を伴うものであり、先生が「クスリはリスク」とおっしゃっていまし たが、本当にその通りです。そう思うと薬の使用を恐れてしまうのですが、私達はどんなに気を使っても病気になる時はなってしまうので、薬とどう上手く付き合うかを、一人一人が考えなければならないと思います。
今回の講演で一番驚いたことは、創薬のプロセスです。新規物質の創製から始まり、動物での臨床実験を行いパスすれば、人間に対して3つの臨床実験を行います。そこで異常が発見されなければ、審査に通って発売できます。しかしその後にも、3つの臨床実験では分からなかった、薬の飲み合わせによる効果の効き目や副 作用を調べるそうです。こうして新薬ができるのですが、1つの新薬ができるまでに15~20年ぐらいかかり、費用も200~500億ぐらいと莫大な時間とお金を費やすことになります。また、1万個作っても1個できるかどうかだそうです。想像もできないほどの苦労をしなければ安全な薬はできないということを実感しまし た。いつも何気なく使っている薬ですが、薬の重要さ、重大さを改めて感じました。錠剤やカプセル剤にかかわらず、ワクチンやシップ剤など、人生の中で薬を一度も使ったことのない人はいないと思います。私達の生活にはなくてはならないものなので、薬を安易に考えて使ってはいけないと思いました。
投稿者: 秋山繁治 日時: 21:26|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月21日
科学的な考え方、視点についての説明から、両生類の発生におけるオーガナイザー働きの説明及び従来の考えの間違いの指摘及び実験的証明のアイディアの提示まで一気に90分間で話された。そして、最後に、本校で行われている課題研究でできる発展的テーマ(発生生物学の分野のさらなる理解に貢献できる可能性がある実験)を宿題としていただいた。


オーガナイザーはどのように働くか

従来の体軸のでき方の説明

橋本先生の体軸のできかたの説明

オーガナイザーの働き方の説明

オーガナイザーの発見者の話
投稿者: 秋山繁治 日時: 18:32|パーマリンク |コメント (0)
岡山では、2cm以上の積雪は2000年2月以来で、本当に久しぶりの雪景色となった。下の写真は、朝9時過ぎの様子です。雪の影響で、遅刻する生徒が多く、1時間目が9:00~9:30に短縮されました。その後は、なんの問題もなく授業がすすめられています。雪も夕方までには溶けて、明日は見えなくなってしまうと思われます。ここは、”晴れの国”・・・岡山ですから・・・。


カイズカイブキの積雪
投稿者: 秋山繁治 日時: 13:00|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月19日
午前中は公開授業、午後は、生徒の課題研究の発表と早稲田大学の先生の講演で構成されていた。
授業は、通常の情報、地学、生物の授業であった。生徒発表は、①ハワイ巡検の紹介、②両生類血球・造血因子からみた造血の進化、③東京都内の公園に見られるチョウの種類と環境について、の4件であった。


「地学」では、生徒の発表

「生物」の遺伝の授業

午後の生徒の課題発表の様子
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:15|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月15日
生命科学への新しいアプローチとして、胚を処理し観察しやすくする方法(バイオイメージング)についての講演であった。特に、精子の先体反応、受精の仕組み、卵割におけるカルシウムイオンの役割、胚の透明化処置、細胞分裂の紡錘糸の観察などについて、詳細に説明してくださった。


受精直後のCaイオンの観察

透明化した胚で、細胞分裂の観察

研究協力体制についての話
【生徒の感想】
先生の講演は本当に高度なものでした。今までも生物の発生などについていくつかお話を聞いてきましたが、今回の先生のお話は特に、高校生だからといって話を大まかに簡単にというのではなく、私たちにもできる限りたくさんのことを教えてくださっているんだなと感じました。すでに教科書に載っていたりして人々の間で常識とされているようなことではなく、先生自身が今研究されているという最先端の内容だったと思います。印象的だったのは、映像や画像がすごく多かったということです。卵割や原腸形成の様子など、話だけでは想像しにくいところも、すごくきれいな動画や写真が本当にたくさんあって、かなり理解が深められたと思います。そういった画像こそが、先生の研究の方式“ライブセルイメージング”であり、今現在の発生の研究に少しでも触れることができたと思います。
生殖補助技術について初めていろんなことを知りました。よく“不妊治療”と言われますが、その言い方自体が古いということすら初めて知りました。また、この技術にはさまざまな種類があるということもわかりました。体外受精というのは最近耳にしますが、現在この体外受精で生まれた子供は確か10万人、
12人に1人と言われたのがすごく驚きでした。どれほどこの技術が普及しているのかということがよくわかりました。その他にも顕微受精(ICSI)というのがあって、これなら最低卵1個と精子1個で確実に受精させることができるということを聞いてすごいなと思いました。しかし、先生も言われていたように、生殖補助技術は倫理的な問題ともかなり密接に絡んでいて、きっと日々新しい技術が生み出されていくのだ思いますが、その中でみんなが納得するような技術を選んで使っていかなければならないので、大変だとは思いますが、すごく将来性のある話だと思いました。それから、先生のお話にはわかりやすい例えがよく用いられていて、実際は顕微鏡の中の話なので大きさを言われても想像がつきにくいのですが、身近な大きさの比に例えてくれたりとか、私たちがよく知っているもので例をあげてくれたりして、とてもわかりやすかったです。
受精卵の外側を透明にして観察するというのには本当に驚きました。そういう全く新しい発想が浮かぶのもすごいと思いました。やっぱり科学者・研究者というのは、人とは違う全く新しい実験をしていくために、すごい想像力とか計画性が必要なんだなと改めて感じました。他にも、カエルの卵が包まれているゼリー状の物質のでき方など、当たり前だと思いこんでしまって普段“どうして?”と感じないようなことまでも先生に一つ一つ教えていただけて、すごく納得することが多かったです。この受精と初期発生の実験は今は両生類でのみ行われていることですが、これから他の生物にもどんどん応用されていき、いつかはその研究結果がヒトにも活かせるとか、ヒトが生きていく上で役立つことになるかもしれません。どんな実験が成されていくのかとても興味があります。
投稿者: 秋山繁治 日時: 17:57|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月13日
大会の目的
命の教育や思いやりの教育、科学教育などに寄与させるために、学校における動物飼育活動を教師や教育研究者、そして獣医師などが実践・研究をし意見交換を行い、そのあり方と子どもへの影響や、保護者・地域獣医師会を交えた飼育支援ネットワークなどについて検討を行う。これにより飼育活動の学校負担を減少させ、かつより多くの教育の成果を得られる方法を共有する。
内容は、8件の発表と文科省初等中等教育局永田繁雄の「新しい教育課程と、動物飼育、命の教育」と題した講演であった。


最初は品川区小中学校における獣医の飼育支援体制についての発表

動物の飼育によって育つもの


教育には、”体験の充実”が必要

”ふれあい”を再考する必要がある
投稿者: 秋山繁治 日時: 20:54|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月12日
SSHの研究に関するフィードバック活動として、取り組みの事例の発表をして、成果の普及をはかる意図で、「情報交換会」が全国のSSH校を集めて、東京国際フォーラムで行われた。

投稿者: 秋山繁治 日時: 20:13|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月08日
ナンテンのふやし方について調べてみると、挿し木または実生でふやせると記載がありました。
挿し木では、3月中旬~下旬(2月中下旬と書いてあることもあります)に、前年の生枝かそれより古い枝を15cmくらいに切り、鹿沼土(小粒)に半分ほど挿せば、約3ヶ月で発根するということです。
実生では、果肉を取り除いた種子を乾燥しないようにして冷蔵庫に置いてから、3月下旬に蒔けばよいそうです。ただし、発芽から開花まで5年ほどかかります。ということは樹から赤い実もぎ取って穴を掘ってばら撒いたいる状態(、一昨日、僕がした処置)では、発芽も難しければ、発芽しても成熟するまでに5年かかるということです。5年経った頃には、撒いたことすら忘れているかも・・・・。なお、挿し木をする場合は、市販の発根促進剤(商品名:メネデール、ルートンなど)を使うとより確実だということです。
投稿者: 秋山繁治 日時: 12:22|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月07日
繁殖を確認している庭の人工池から3メートルぐらい離れたコンクリート壁の枯葉の下で、オオイタサンショウウオの亜成体を2匹みつけた。他には、石油のドラム缶の下にも1匹いた。変態後もなんとか生き延びているようだ。


ドラム缶の下にいた亜成体
投稿者: 秋山繁治 日時: 14:51|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月06日
僕が植えたナンテンが実を沢山つけていたので。いろいろな場所に撒いてみた。ナンテンは、音が「難を転ずる」に通ずることから縁起の良い木とされ、鬼門に植えられたりすることも多い。自宅でも、古い家では野外の便所の近くに植えられていた。ナンテン(Nandina domestica)は、メギ科の常緑低木である。利用としては、葉を赤飯などの飾りに使ったりしていた(葉に含まれるチアン水素は猛毒であるが、含有量はわずかであるために、食品の防腐に役立つ)。薬効があり、生で実は咳止め,葉は健胃、解熱、鎮咳などに効く。ただし、鎮咳作用物質ドメスチン(アルカロイドの一種)は、多量に摂取すると知覚や運動神経の麻痺を引き起こすため、素人が安易に試すのは危険だということである。新年にあたり、僕としては”難がないように”赤い実をばら撒いただけである。


種から大きくなりつつある幼木

多くの赤い実をつけるピラカンサス
投稿者: 秋山繁治 日時: 22:23|パーマリンク |コメント (0)
2008年01月01日
ミイは野良猫(仔猫)で、同じ敷地内にある古い家に迷い込んできた猫です。一回目(2005年)のお正月は、新しい家に入れると汚れるということで、主として外で生活していました。早朝(5時から6時)に玄関で、鳴くのが習慣で、毎朝食事を与えるようになり、そうしているうちに家族が愛着をもつようになり、朝、来ないと心配で・・・結局、一歩も外に出さないで飼うような"家猫"になってしまいました。トイレはきちんとしていて迷惑なことはしないのですが、家中の壁で爪を研ぐので、家は瞬く間にぼろぼろになってしまいました。
二回目(2006年)のお正を迎えて、3月にはじめての出産、出産日がちょうどSSHの指定を受け、東京であった説明会の当日だったと記憶しています。そして、その後、授業「生命」でお世話になっている山根先生(獣医)に手術をしていただきました(ビデオに記録しました)。
三年目(2007年)は、娘の高校受験の年でした。娘は無事に高校1年生になれましした。そして、今年は、4年目(2008年)を迎えました。ミイが招き猫として、幸福を運んで来てくれると信じています。
今年もよろしくお願いします・・・。ペットや学校飼育動物のことを、”生命”を考える視点で、高校の授業で取り込んでいこうと考えています。
