• ぼうぼうどりの生物教室
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僕はサンショウウオ,世間では天然記念物だとかいうことでオオサンショウウオっていう奴が有名だけど,僕のことをこの地方の人は「ハタケドジョウ」っていう。正式な名前は、学名でhynobius nebulosus。和名でカスミサンショウウオ。
 僕が,生まれたとき。とは言っても生まれたときは卵なんだから直接は知らないけど,深い眠りからさめると,青一面の世界に,ふわふわとかすかに揺れる白い雲があった。目を開くと鰓をもった魚のようなオタマジャクシがうごめいていた。透明なゼリーの中でぴくぴくと動くことしかできなかった。幾日も幾日も暗い闇を経験したよ。暗闇がくるたびに,その暗闇の世界が永遠に続くのではないかと不安だった。ずいぶん長く感じたよ。ひょっとすると自由でないっていうことが,時間をより長く感じさせたのかもしれないけどね。そして,ある日突然,放たれた風船のように,ふっと全身にかけられた窮屈さから解放されたんだ。気がつくと,回りの仲間達は一斉に動き出していた。そして,今度は互いがもみっくちゃになりながら,先を争うように,一定の方向に向かっていったんだよ。そこには,ゼリーの中での生活からかけ離れたすがすがしさがあった。
放たれた空間がそこにあったんだ。澄んだ水から見る空は青かった。白いフワフワした雲までくっきり見えたよ。でも,だんだんその明るい世界が,まぶしく感じてきたんだ。木の葉に隠れたり,水底の土に隠れたりするようになった。

ある日、網ですくわれて、女子校の生物教室に連れてこられらんだ。いま,水槽に飼われるようになってから,僕は,昔のように石の陰に隠れたり,木の葉の下に身を潜めることもなくなった。今の飼い主が来られた来客に説明していたんだ。
「サンショウウオっていうのは,身を潜めるような生活をしているので,ふだん人目につくことはないですよ。農家の人でさえ鍬で田を耕したりすることもないく,機械で耕作するので,自分の田んぼにサンショウウオが生息していても気が付かないんですよ。このサンショウウオは,人が近寄ると,近寄ってきて見上げていますが。本能を失ったというか、餌を人間がくれるというのを学習したというか・・・結構、人懐っこいというか、慣れるんですよね。」

  • 投稿者 akiyama : 09:16
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岡山市内のカスミサンショウウオの産卵地で、雄の入水が確認されました。繁殖期が早くなっていると感じています。…続きを見る
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今日は、朝から自宅のサンショウウオ繁殖場を整備していました。変態した幼生が夏を過ごすための場所を昨年から造成しています。草抜き、穴掘りをしていて、ふと水溜りを見るとカスミサンショウウオの卵嚢を発見。今度は池のゴミを拾い上げていたら、カスミサンショウウオ、オオイタサンショウウオの卵嚢を新たに確認できました。 …続きを見る
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カスミサンショウウオが新たに産卵しているのを確認しました。産卵が遅く、まだ孵化していません。卵数が多いので、年齢が高い雌が産んだと推定されます。 …続きを見る
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明日からマレーシアに行くので、その前に自宅池の落ち葉の清掃をしていて、カスミサンショウウオの卵嚢を確認しました。オオカナダモの軸に産み付けていました。 野外の自宅池 オオカナダの軸に産み付け カスミサンショウウオの卵嚢 …続きを見る
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赤磐市内で、今年もカスミサンショウウオの産卵を確認した。観察を始めた1990年ごろは、2月下旬から4月上旬が産卵期だと考えていたが、九州のオオイタサンショウウオと同じように早いものでは12月に産卵するようだ。 繁殖場所の雄成体 繁殖期の雄は顎の下が白い 繁殖場所の雌成体 産卵間もない卵嚢(桑実胚期) 産卵後数日経過した卵嚢(神経胚初期) …続きを見る
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瀬戸町の山田勝さんから「カスミ産地へ立ち寄ったところ、何と4個体(♂:3・♀:1)の入水を確認しました。昨年が、11月24日でしたから1日早い最速記録となりましたもの、4個体の入水は信じられない思いでした(昨年は1個体のみ)」との情報をいただきました。昨年は産卵の確認の調査に同行させていただきましたが、カスミサンショウウオの産卵時期がますます早くなっているようです。気候変動の影響でもあるのでしょう…続きを見る
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今年度から生物教室のある特別教室棟の裏に、ビオトープを作ることになりました。現在、その仕様と工事業者を決めているところです。細かい作りこみ(サンショウウオの住む場所を作る)は生徒たちが取り組みます。作る場所は、今はフラットな芝生なので以下などは重機で掘る必要があります。工事は約10日間かかるということで、夏休みを予定しています。今日は業者との会議で、僕は初めて参加しました。…続きを見る

不法投棄の場所

2012年4月 7日

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2000年に不法投棄を見つけた場所を10年ぶりに行ってみると、「不法投棄禁止」の立て看板が設置され、投棄されていたゴミはなくなっていた。岡山市が対策をこうじてくれたようだ。本当によかった。 2000年頃の様子は以下 http://www.nd-seishin.ac.jp/bio/2000/02/post_62.html…続きを見る
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カスミサンショウウオの雌が繁殖地に現れました。一般的に、カスミサンショウウオでは、寒い2月から3月に雄が繁殖地(溜りの水の中)で雌を待ち、産卵に来た雌と出会って繁殖行動をします。その後、雌は姿を消します。調査で捕獲しやすいのは雄で、雌が見られるのは、繁殖最盛期前の水辺周辺です。今回、12月10日に腹部の大きい(卵をもっている)雌が出てきたということは、ここ1週間で産卵が行われる可能性があることを示…続きを見る
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カスミサンショウウオの繁殖期には、雄が早めに小さな溜りに入水し、雌を待って待機します。雌雄が出会うと、産卵行動に入り、産卵を終えた雌は去り、雄だけが卵嚢の近くで待機を続けるというのがパターンです。今年は、11月なのに、雄が入水したということは、繁殖期に入ったと判断できます。昨年、同じ場所で12月に産卵したので、今年も早い時期に卵嚢を発見できそうです(山田勝さんからの情報です)。 入水していた雄のカ…続きを見る
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10年以上前に見つけた場所で、イモリを見つけることはできましたが激減していました。原因は人為的な環境の改変。具体的に言えば、希少な植物を保護するために、その周辺の水路をコンクリート化したことです。人間は、限られた知識で「保護する」という名目で、本当に馬鹿なことばかりしてくれま。カタクリの里の下の水路もやはりコンクリート化されて、カスミサンショウウオが生息できなくなりました。もういい加減にして欲しい…続きを見る
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例年に比べても、他の地域に比べても、産卵が非常に遅かった。水が少ない。 カスミサンショウウオの産卵場所 胚の発生段階も早い …続きを見る
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3月上旬にカスミサンショウウオの産卵を自宅の人工池で見つけたが、新たにもう一対の産卵を確認した。 シートの陰で見つけた 遅い時期に産卵されたらしい …続きを見る
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カスミサンショウウオも自宅池に産卵していた。今日見つけたのは2対。いずれも卵嚢も、岡山でみられるものに比べて含まれる卵数が多く、すごく長いのが特徴だ。 卵数がすごく多い。 発生段階は神経胚を超えている こちらは少し短い …続きを見る
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12月末に、カスミサンショウウオを産卵を県中部で観察したが、岡山市瀬戸町の産卵地ではまだ活動は見られなかった。まだ、水が溜まってもいなようで産卵しようがないのかもしれない。 まだ、水が溜まっていない …続きを見る
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両生類の産卵は、春から初夏が中心ですが、アカガエルとサンショウウオの仲間の一部は、春になる前(つまり、冬)に産卵します。でも、今年、カスミサンショウウオが12月に産卵した(12月29日の段階で桑実胚)というのは早すぎます。 雄と雌が同じ場所で待機 8対の卵嚢を確認 産卵場に来ていたカスミサンショウウオ♀ 性成熟したカスミサンショウウオ♂ …続きを見る
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生物教室のカスミサンショウウオはすでに上陸を始めているが、蒜山のカスミサンショウウオは、まだ小さな幼生であった。上陸は6月になってからだと推測される。 湧水が流れ込んでいる小さな溜まり カスミサンショウウオの幼生 …続きを見る
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今年も、岡山では産卵数が多い湿地で産卵数の調査をした。 採取したカスミサンショウウオの卵嚢 …続きを見る
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県中部の方が、県南より産卵が早いようだ。すでに産卵されてから日数が経過した卵嚢を確認した。産卵していない雌がいたので、繁殖期真っ最中と判断できる。 産みつけられて間もない卵嚢 時間が経過した卵嚢 産卵前の雌 卵嚢の近くで雌を待っていた雄 …続きを見る
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